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Chatwork株式会社は株式会社kubellへと社名変更します

本日(2024年2月9日)、Chatwork株式会社は3月27日に開催される株主総会で承認されることを条件として、2024年7月1日より

「株式会社kubell」(読み方:クベル)

へと社名変更することを発表させていただきました。

プロダクトであるビジネスチャットのChatworkは変わらずそのままで、会社名のみが変更となりますので、その点ご注意ください。

新しい社名「kubell」について

新しい社名のロゴマーク、ロゴタイプは以下のようなデザインとなります。

kubellの新ロゴマーク・ロゴタイプ

このデザインを見て、皆さんはどのようなイメージを浮かべられますか?

ロゴマークの赤、ゆらめいているようなカーブのデザイン。新しい社名のロゴでは、燃え上がる炎をイメージしています。

kubellという言葉には、クベル、つまり「薪をくべる」という意味をこめています。静かな夜の闇のなか、気の合う仲間と囲む炎に、そっと薪をくべていく。そんな、イメージでしょうか。

私たちはコーポレートミッションに「働くをもっと楽しく、創造的に」という言葉を掲げています。そのミッションを追求していくために、kubellという社名には「働く人の心に宿る火に、薪をくべるような存在でありたい」という想いを込めています。

また、kubell という英語のつづりには

k = workの「k」→ 働く
u = youの「u」→ あなた、皆さん
bell = be wellの「bell」→ 元気で、良くなる

の意味があり、「働く皆さんが、元気で良くなるように」という想いを込めています。

社名変更する理由

ビジネスチャットChatworkは、2011年3月のリリースから約13年たち、おかげさまで今では登録ID数は660万、導入社数は43万社を超える規模となっており、日本最大級のビジネスチャットサービスとなっています。

様々な方とご挨拶させていただく際に「Chatwork使ってますよ!」とお声がけいただくことも多く、Chatworkのことを知っていただいている方が大きく広がっていることを実感しています。

そんな、大きな知名度があるChatworkという社名をなぜ変更するのか?と疑問に思う方が多いのではないかと思います。

私たちが社名変更する理由、それは「Chatwork = ビジネスチャット」というイメージが強すぎるからです。

私たちの現在の主たる事業がビジネスチャットであることは間違いありません。ですが、私たちはすべての人の「働くをもっと楽しく、創造的に」するために事業を行っており、ビジネスチャット事業だけを行う会社ではありません。

私たちは、2021年の中期経営計画の発表以来、会社として過去最大規模の投資、大きなチャレンジを続けています。

2019年に上場した時には約100人だった社員数は、2020年から毎年純増で100人以上が増えており、2024年現在ではグループ全体で460人を超える規模となっています。

ビジネスチャットがビジネスコミュニケーションとして定着していく未来はもはや確実です。その未来において、私たちがいま大きく投資を行い目指すのは、ビジネスチャットというプラットフォームの上で経営の幅広い領域で本質的なDXを実現するBPaaSという事業を展開することです。

本日開示した、決算説明資料で新しい中期経営計画を発表させていただきました。新しい中期経営計画で掲げる中期ビジョンは、

中小企業No.1 BPaaSカンパニー

です。

BPaaSについては私の以前の記事に詳しく書いていますので、ぜひ見ていただければと思います。

BPaaSとは、Business Process as a Service の略で、アプリケーションの提供ではなく、ビジネスプロセスそのものを提供するクラウドサービスです。

クラウドサービスというと、IaaS、PaaS、SaaSがメジャーですがBPaaSはSaaSよりさらに上流のレイヤーをクラウド化する、次の潮流になると考えています。

Chatworkの現在地と、BPaaSという未来

このBPaaSというコンセプトで事業を展開していく時に、問題になったのがChatwork株式会社という社名でした。

Chatworkという社名ではあまりにもビジネスチャットのイメージが強すぎ、BPaaS事業における事業提携や、採用活動、販売活動を行う上で説明コストがとても高くなってしまっていたのです。

今回、新たに社名を変更することで私たちが「ビジネスチャットの会社」から、BPaaS事業を中心とした「働く人を支援するプラットフォームの会社」へと変化していることを広く知ってもらうとともに、私たち自身のコミットメントとしたいと考えました。

最後に

実は、私たちが社名変更を行うのはこれが2度目です。2004年11月に創業した時の社名は、有限会社EC studio という名前でした。

創業時はSEOツールなど、Webサイトにアクセスを集めるお手伝いをする事業を展開していましたが、2011年にビジネスチャットChatworkをリリース。その反響の高さから、2012年に社名をChatwork株式会社へと変え、ビジネスチャットを主事業とする会社へと変わっていきました。

そして、会社設立から20周年を迎えるこの2024年。私たちは2度目の社名変更を行い、株式会社kubell となります。

EC studioからChatworkになったとき以上に、大きな変化がこれからの10年で起こってくるのだと思います。ビジネスチャットの会社から、BPaaSの会社へ。Chatwork事業単体から、グループとして成長する企業群へ。

日本の中小企業を変え、個人にも大企業にも広がり、そして世界へ。私たちは次の新しいフェーズで、社会の新しい「働く歴史をつくる」会社になっていきます。

難易度の高いチャレンジですが、私たちが大切にするバリューの一つである「遊び心を忘れず、チャレンジを楽しもう」という言葉を胸に、素晴らしい仲間とともに、楽しんで挑んで行きたいと思います。

株式会社kubell となる私たちを、引き続き応援していただけると嬉しいです。どうぞ、よろしくお願いいたします。

働く人の心に、薪を「くべる」存在へ。

株式会社kubell (※2024年7月1日より)
代表取締役CEO
山本 正喜

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