思考の言語化Vol.3 う...「生み出す」
第三回目は 「う」 から始まる言葉 「生み出す」をセレクト。
私はパラレルワーカーであり、また一つの職場においてもジャンルの異なるいろいろな仕事を担当している。
その中で「生み出す」仕事をしていることが多い。ゼロの状態から一つの作品・商品を生み出すこと。
デザインをして商品を製作したり、イベント制作をしたり、企画をしたり、プランを考えたり、演出を考えたり、衣装を考えたり、メイクをしたり、はたまた、ブランディング、戦略、人材育成という内面や思考を生み出すコンサル要素の仕事もあったり、とても幅は広い。
これからは、仕事もプライベートももっとその幅を広げていこうとしている。
その中で感じるのは、生みの達成感と生みの努力。
やっているときは、楽しいというよりも目の前の仕事を全うすることで頭がいっぱいで、何もないゼロのものを形にしていくというのは、とてもパワーのいるものなので、”喜びを感じる”というような素晴らしい感情よりも、まずは頭の中にあるモヤモヤした形をまずはなんとなく目に見える形にしていく。そのプロセスにはとても努力が伴うことだと思う。
ゼロベースで試行錯誤して形を作る。そのプロセスの中で、クオリティが伴わなくて、作ったものを壊して作り直して、また思考錯誤してパワーを注いで、なるべく完成系に近づける。
おそらくプライベートだったらくじけてしまうことでも、仕事というフィールド上、途中で逃げることが出来ない・・・・・・。だからこそ、たどり着けるゴール。そしてゴールで味わえるのは結果がどうであれ、ひとまずは、”終わった” という中で感じる達成感と開放感。終わった後に何も考えずとりあえず好きなことをしている時間が一番好きかもしれない(笑)。
そんな感じの自分だけど、なぜ、これまでの人生で職を転々としながらもそんな自分を生み出し、そして生み出す仕事を多くしているのか。
「好きなんだね」とか周りの友達に言われたり、「仕事人間なんだね」とか言われたりする。
でも、私の中では「そうでもない気がする」と感じている。
高校生の時から思っていたことは、「遊んで暮らしたいけどお金稼がなきゃいけないから仕事はしなきゃいけないし、仕事はしなきゃいけないけど仕事の時間ってめちゃくちゃ長い。だから興味あることしか私には出来ないな。だってめんどくさいしな・・・・・・。」これが私の根本にある言葉でした。
だからこそ確かに昔から「好きなことして生きたい」「好きな仕事しかしない」って思って、「自分の好きそうなこと」ばかりを選んで生きてきました。
でも「本当に好きなことして生きてる?」 と問うと、「好きだ」と思うことを選んできたのは確かだけど、実際には「納得いかないことや、別に好きではないかも」と思うことも沢山沢山沢山している。。。
だから、実際には「たぶん好きかもしれないと思うことを選んできた」が正しいと思う。
だから生み出すんだと思う。新しいことをどんどん生むことで、もっともっと素敵に生きたい。もっと納得したい。なんか満足してない。そんな気持ちが私を突き動かして、好きそうなことを選んで、また生み出していく。
そう・・・・・・。ただ、必死に生きてきただけでした。
だから、私が誰かにメッセージを伝えることが出来るとしたら、
「本当に好きで本当にやりたいことなんて、わからないことだと思う。だから、わからないなりにとりあえずやってみて、答えだせば良いと思っています。仕事でもプライベートでも、”ちょっとやりたいかも” の気持ちでやって、生み出してみればよい。生み出した後の自分がまた考えれば良いって思います。」
"本当の気持ち"なんて、一番信じられないと思いませんか?
だって気持ちなんて形のないものは明日変わってるかもしれないし。
そんな風に思っていつも生み出しています。
明日の誰かが素敵なものを生み出していますように★
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