それはまるで獲物を狙う蜘蛛のようだ
熾月さんの好きなとこについて。
元々性格に惹かれたのもあって、その性格が好きだというのはもちろんのこと、あの気だるそうな雰囲気も最高に好きだし、自分の彼女について惚気ていた時の熾月さんの言葉を借りるなら、"私の理想が形になっている人"なんだけど、自分の恋人に対する行動パターンで逃れられないくらいに好きなところがあって。
こういう人好き!という単調なものではなくて、精神的に?生理的に?こうされるの無理好きありがとう最高でもゾワゾワする逃げたい逃げたい好き最高;;;;;みたいな(きっと伝わらない)
一歩間違えたら、嫌悪感しか感じないであろう絶妙なライン。
熾月さん自身は、両手広げて構え!というタイプではないけど、自分が構って欲しい時は、『俺自身はどちらでも構わないが、主導権はお前に委ねた。まあ、その後の主導権はどうなるかわからんけどな』みたいなところがあり。
あ、熾月さん構ってほしいんだなって察して「いいよ」というと、そこに食いついて「言ったな?」とニヤリ。
いいいいいやああああほんとここ無理ダメすんごい好きしんどい逃げたいころして;;;
陰陽師の日常という特典CDがあって、それが今回の話のネタなのだが、初めて聞いた時のこのぞわぞわ感が本当にやばかった。
それまで意識が他に向いてた風に喋ってた熾月さんが、「言ったな?」とこちらを捉えてニヤッとしたニュアンスで言った瞬間に、頭のなかで「あ、これはあれだ選択肢間違えたやつだ待って待ってタンマタンマ!!!」と脳内で危険信号がなって、ぞわり、とした瞬間に、こちらに迫る足音と同時に耳元で囁かれる声。
むりみがつよい(白目)
生理的に無理とかあるけど、違うけどぉ違わないけどぉ……生理的に無理(伝わらん)
第一段階で遠いところから獲物を待ち構え、第二段階で主導権をこちらに握らせる……つもりで獲物の逃げ場をじわじわと塞いでいき、こっちはどうにかして逃げたいわけだが、その時すでに熾月さんによって逃げ場が塞がれている。
そして第三段階で時すでにおすし。遅し。おすし。時すでにお寿司の語呂の良さすごいよね(聞いてない)
まあ、なんかそのスタンスが蜘蛛っぽいなと思って。
自分からはあんまり動かない。とりあえず周りに糸みたいなのを張り巡らせて、あとは獲物がそこに引っかかったらがっついてくるっていうパターン。
いっそのこと一思いに殺してくれよおおおおお;;;;
ということに気づいて、言葉でうまく表現できなかった部分がようやくスッキリした。
ぞわぞわしすぎて無理です。でもそれが精神的にツボなんです。嫌よ嫌よも好きのうちみたいな。
なんか、この手の動物とか植物とか色々あるけど、蜘蛛以外にしっくりくるものがなかった。ハエトリソウじゃないんだ。(ハエトリソウ)
CROOZ掲載:2017/05/02、更新:2019/04/19
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