読破した本で2020年を振り返る
こちらはとうに授業が始まっているが、世間ではそろそろ授業だというところもある。ならば去年度の振り返りもまだ行ってよい筈であろう。2020年度に読破したもので面白かった本を紹介する。
自省録/マルクスアウレリウスアントニヌス
西欧が誇る伝統の自己啓発本。業務の傍らで哲学を修めた賢人の言葉遣いはとても冷静で、肩書が乗せる言葉の重みが凄まじい。
美しい星/三島由紀夫
人類の価値についてを問うた着眼点の面白いSF。途中のロマンスや、兄の先生探しといったありふれた描写はもちろん綺麗