見出し画像

まな板の仕上げはサンダー?カンナ?

※今回の投稿では比較実験を行っていますが、結論としては「どちらも良い」と考えています。

ひのきのまな板はサンダー仕上げよりもカンナ仕上げの方が水をよく弾くというのが定説です。
木の繊維(道管?)をすりつぶすのかすぱっと切るかの違いがあるともよく聞きます。

それらは私たちも手触りで実感するところです。しかしサンダーでまな板を仕上げている方も多いです。ピカピカツルツルになるサンダー仕上げが悪いとも思えません。

そこで実験です。サンダーの機械はマキタ、ペーパーは3Mのものを使用しました。最終的には400番までかけています。

ピンクのテープより左がサンダー仕上げ、右がカンナ仕上げです

上記の写真の双方に水滴を垂らし、7分経ったのが下図です。

右(カンナ仕上げ)はまだ水滴の形をキープ!

結果はやはりカンナ仕上げの方が水弾きは良いです。しかしサンダー仕上げも善戦したのではないでしょうか。

水引きを丁寧に繰り返し3000番以上までサンディングしたらいい勝負になりそうです。さらにオイルも塗るとより強く水を弾きそうです。

…そこまでする体力がなくて今回は確かめられませんでした。

ちなみに弊社では樹種やオイル仕上げの有無によってカンナとサンダーを分けています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?