Anker Soundcore Liberty Neo 2を入手
はじめまして。かったぁと申します。
これは個人的な雑記のようなものです。仮にここから情報を得ようとしているなら、拙い知識と主観による感想が大いに含まれますので、あくまで参考程度に。
Anker Soundcore Liberty Neo 2
分類: 完全ワイヤレスイヤホン
カラー: ブラックのみ
接続: Bluetooth 5.2, SBC/AAC
価格: 4,990円 (購入時: Prime Dayにつき3,992円)
公式サイトへ移動
メイン機であるAirPods Proのバッテリーが切れているときに、イヤホンジャックがないiPad Air 4で個人的に音を聴くために入手しました。主に家で使います。
価格帯が全く違うので高望みはしていませんが、あくまでサブ機としてAirPods Proと比較しています。そもそも、ヘッドホンにEarPodsとAirPods Proしかないのもありますが…
開封
Anker製品特有の青い箱で登場。箱を開ける部分に透明なテープが貼ってあります。
そして、これを取るのにかなり時間をかけてしまいました。最初からカッターとかを使えばいいんですけど、やっぱり同族を犠牲にするのは気が引けます。
中にはもちろん本体と、取扱説明書やサポート諸々の紙、USB-C to Aケーブル、サイズの違うイヤーチップ/イヤーウィングが入っていました。あとひとつ、気になるものがあったので後述します。
デザイン・バッテリー
バリバリ使用中なので、汚いのには目を瞑ってください…
本体カラーは現在のところブラックのみです。AirPodsもホワイト限定なので同じようなものなのですが、同社のLiberty Air 2 Proなんかは多色展開されているようです。今後増えるのでしょうか?
ケースはAirPodsと違い自立するタイプで、上部にSoundcoreのロゴがあります。高さと奥行きの長さがだいたい同じくらいの大きさです。AirPodsケースは薄っぺらいデザインなので、明らかにサイズ差は感じますが、それでも邪魔になるほどではありません。
正面には3つのインジケーターがあります。
AirPodsのインジケーターは、バッテリー残量が十分にあるときは緑、バッテリー残量が少ないか充電中のときはオレンジに変化します。対してこの製品は色が変わらない代わりに、段階に分けて現在の大まかな残量を表示します。
これはとても便利で良いと思いますが、AirPodsのようなタイプも神経質にならずに済む利点があるので、個人的には一長一短だと思います。
充電はUSB-CまたはQi。この価格帯で無線充電できるなんて、時代は進みましたね。
AirPodsはケーブルにLightningを必要としますが、どちらもQiで充電すれば問題はないはずです。
本体はこんな感じ。イヤーチップとウィングのサイズは全てMにしてあります。
ケースもそうですが、Liberty Neo 2は全体的にマットな加工が施されています。値段を考えるとかなりカッコいい。ただ、ケースのヒンジ部分やイヤーチップの触り心地など、細かい部分は値段相応な雰囲気を感じます。
全長はAirPods Proのほうがやや長いですが、所謂「うどん」の部分は耳の外に出るので、耳に入る体積はLiberty Neo 2のほうが大きいですね。
満充電からのバッテリー持ちは公称値で単体10時間、ケースを合わせると40時間です。びっくりするほど長い。公称値で単体4.5時間しか持たないAirPods Proの感覚で付けていると、減らなさすぎて心配になります。実際、使っていてバッテリー不足になったことがありません。
本体の満充電は公称値で2時間。対するAppleは充電時間を公表していませんが、ググったところによると1時間のようです。少し長いですが、駆動時間を考えればこんなものでしょう。
装着感
Liberty Neo 2は、耳の奥に押し込むタイプのイヤホンです。カナル型としては圧を感じないAirPods Proと比べると、やはり圧迫感があります。
パッケージにはS、M、Lサイズのイヤーチップとイヤーウィングが入っており、そのうちMサイズは最初から本体についています。私はイヤーウィングのみSサイズに変えました。
AirPods Proよりもしっかりした装着感で、IPX7(少しの間浸水しても大丈夫)の耐水性能も持っています。それでいてこの値段ですので、比較的タフな使い方ができそうです。
カナル型の例に漏れず、Liberty Neo 2も耳栓のような働きをします。ノイキャンはありませんが、周囲の雑音を抑えるには十分な遮音性です。逆に言えば、周りの音はあまり聞こえません。耳栓だこれ。
安定性・操作性
ケースから左右のイヤホンを取り出せば、初回はペアリングモードになり、以降は自動的にペアリングされます。
Amazonレビューには接続の安定性に関する低評価が見られましたが、少なくとも家で使用する分には不安定さは感じません。ケースから出せば即座にペアリングされるので、むしろ非常に快適です。
私はあまり気にしていませんが、「Hey Siri」や耳を検出する機能はありません。耳にあるかに関係なく、ケースから出せば接続されますし、メディアも再生されます。
メディア操作は本体についている物理ボタンで行います。初期設定ではAirPodsとだいぶ異なる操作方法でしたが、これはSoundcoreアプリを使うことで解決できます。
左右それぞれ、シングルタップ/ダブルタップ/長押し で計6通りの操作を割り当てられます。AirPods Proでカスタム可能な操作項目は長押ししかなく、それもSiriかノイズコントロールのみでしたので、この自由度の高さはLiberty Neo 2の魅力といえるでしょう。
ただし、AirPodsのようなトリプルタップの操作はありません。画像内のダブルタップの項目に「戻る」と「次へ」があるのは、トリプルタップで曲を戻す操作を設定できなかったためです。構造上、耳へ負担がかかるのを考慮したのでしょうか?
音質
何も流れていないか小さい音が流れているとき、AirPods ProよりもBluetooth特有のホワイトノイズが聞こえます。とはいえ非常に小さい音で、私は気にならないレベルでした。
iPadOSで、音量は主に30%で使っています。AirPods Proほどではありませんが、個人的には十分クリアな音です。EarPodsより少し上といったくらいでしょうか。
ただ、遅延は間違いなくあります。おおよそ0.3秒ほど。元々YouTubeや音楽、通話などで使用するために購入したため私は気になりませんが、ゲームなどの用途には向かないかもしれません。
初期設定ではかなり低域が強い音ですが、Liberty Neo 2の最大の強みは、この価格帯でありながらイコライザーがあることです。Soundcoreアプリがあれば、低音から高音までのバランスを自分好みに調整できます。
イコライザーはプリセットから選ぶか、カスタム設定を作成できます。
私はフラット寄りの控えめな音が好みです。当初はプリセットの「ベースリデューサー」を使っていましたが、AirPodsよりもベースの音量が若干大きいため、形はそのままに全体のdBを落としたカスタム設定にしてみました。イコライザーには詳しくないですが、個人的には満足のいくバランスになったと思います。
マイク・通話
マイクの音質は良くも悪くもなく、通話をするだけであれば支障のない範囲だと思います。AirPodsの「うどん」のように外に突き出たマイクではないので、やや遠いようには聞こえるかもしれません。
個人的に一番気になったのは通話中の音質です。といっても、普通に会話をするだけの通話なら全く問題ありません。私が主に使用するのは、Discordというアプリの通話機能です。
DiscordにはBOTと呼ばれるものがあります。詳細は割愛しますが、通話においては通話チャンネル内に音楽を流す機能を持っていることが多いです。私はこのチャンネルで音楽を聴きながら別のアプリで動画を観たりするのですが、Liberty Neo 2は通話中に転送するデータ量が少ないのか、音が掠れてまともに聞こえなくなることがあります。
iOS/iPadOSはコーデックの影響か、通話中のみデバイス全体の音質が悪くなります。これはAirPods Proも例外ではありませんが、それでも音がこもる程度で、聞こえないほどは悪化しません。唯一の不満点です。
総評・おまけ
通話品質を差し引いても、サブ機としては十分なスペックです。カスタマイズ性が高く、私好みの設定にできたのも良いですね。
とはいえ元々の目的が「AirPods Proがバッテリー切れのときの代わり」なので、バッテリー持ちが非常に良くそこそこ使えるだけでも高評価ではあります。
Anker製品はモバブにもなる充電器や普通のケーブルも持っていますが、どれも品質が良くていい感じです。Liberty Neo 2を私が購入したときはセール価格でしたが、これなら通常価格でもコスパは良いはずです。低遅延が重要になる用途に使わない方、ひとついかがでしょうか?
余談です。
このLiberty Neo 2、6月の始めに長い在庫切れを起こしています。私が購入したのはAmazonのみで販売を再開した6月の終わりなのですが、箱の中に「まずファームウェアを更新してね!」みたいな白い紙が入っていました。Amazonレビューには接続の安定性に関する低評価が多く、その問題を修正したアップデートをリリースしたことを周知させるため、また同時にハードウェアの問題も(あれば)修正するため、販売を一時停止したのでしょうか?
ファームウェアの更新はSoundcoreアプリ内の設定から行えます。購入後はしておいたほうがいいですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?