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【#マイクラ肝試し2022 】忘備録や制作SSまとめ

cutplaza

今年もマイクラ肝試しが無事終了しました🌸
最初に言っておきますと今年はかっぷらさんは「脅かし」のギミックは作っていません。
昨年の肝試しでのわたしのギミック担当箇所を見てもらうとわかるかと思いますが、昨年はあまりに大変すぎて右腕の邪神竜(エンジェル・オブ・ダークネス)が暴れまくって大変なことになったので、今年は担当箇所を減らしてもらっています。
昨年の担当ギミックについては以下の記事をご覧ください。

マイクラ肝試し2021のかっぷらさん担当ギミック

マイクラ肝試し2022のスタッフ担当ギミック数

担当ギミック数というのは場所の単位ですので、ギミックとしては必要な数用意しなくてはいけませんので、場所によっては人数分用意されている場合もあります。

マイクラ肝試し2021のかっぷらさん担当ギミック

先にも述べたように今年はかっぷらさんが担当しているギミックは3種類で40箇所、殆どはヌルっと侵入させる扉です。
あとは宇宙船でのリアクター、そして基地の前でのワームの演出です。

ライブ形式での説明

【Minecraft】かっぷらさんのマイクラ肝試し2022制作小咄🌸【コマンド】 - YouTube

ヌルっと侵入させる扉

今回の舞台は宇宙船や基地といった近代的な建物の中で行われるため、鉄ブロックをスライドさせるデザインとなっています。
今回も2人から4人までのプレイヤーが遊べるマップになっていますが、一人だけが先走って次の脅かしを踏まないように、部屋ごとのプレイヤーの移動を封じているのがわたしの担当した扉ギミックとなります。

動かすだけなら簡単なのですが、扉が動く以外に色々なギミックを組み込んであります。
プレイヤーの行動を想定した以下の順序をごらんください。

  1. プレイヤーを検知する
    所定の場所にいるプレイヤーを検知します。

  2. プレイヤーが居るときに起動させる
    本番中はプレイヤーの移動に応じてギミックを起動させるための仕組みになります。
    プレイヤーを検知し各場所の扉ギミックを起動させます。

  3. プレイヤーが感圧板に乗ったかを検知する
    扉ギミックが起動した段階でプレイヤーの数と同じ数の感圧板を設置します。
    所定の位置の感圧板に乗ったプレイヤーがいた場合、スコアボードに人数を加算します。

  4. 人数が揃ったら転移ギミックを起動する
    先のプレイヤー検知で人数が別のチーム・ナンバリングシステムで調べてある人数と一致した場合、すべてのプレイヤーが感圧板に乗ったと判断して転移ギミックを起動します。

  5. 転移パターン1 : ゆっくり侵入させる
    プレイヤーを侵入用のアーマースタンドに憑依させて視点と移動を封じます。移動中に脱出しようとした場合、強制的に憑依させます。

  6. 転移パターン2 : TPにて移動させる
    TPさせる理由はいくつかありますが、多くは扉を侵入させるスペースが無い場合、そして次の場所が遠すぎる場合です。

  7. 移動に応じて扉を開閉する
    移動を開始した際に扉の開閉ギミックも開始します。
    いくつかの開閉パターンが用意されており、ゆっくり侵入させる場合には侵入に合わせて扉が開き、侵入し終わったら扉が締まります。

  8. プレイヤーが移動したら扉を締める
    プレイヤーが所定の位置まで移動したら扉を閉じます。
    また、所定の位置に移動したプレイヤーをアドベンチャーモードに戻します。

  9. 指定の場所からプレイヤーがいなくなったら停止する
    指定の場所からプレイヤーがいなくなったら使用したギミックを停止します。
    この一連の開始と終了のタイミングで別のギミックに動力を走らせたり、次のギミックの準備を行います。

このように扉ギミックと単純に言っても様々な工程を経ているため、扉ギミックはシステムであるとも言えます。ただ、当初の開発としては、様々な場面を想定して、ある程度コマンドブロックから設定できるようにしていました。しかし、当初の想定よりも多い扉の箇所が追加されたことと、最初の想定による自由度のある設計により設定項目が多すぎるために、わたし以外の他の人には設置できない代物になったため、わたしの時間の殆どの時間を扉のために使うことになりました。

次回は更にシンプルに誰でも使えるシステムに落とし込むことが課題となります。

リアクター

リアクターでの演出はざっくり「廊下でプレイヤーを叩いてリアクターに先にインポスターが侵入した後に、駆けつけたプレイヤーと邂逅の後に、リアクターが破壊されて墜落する」というストーリをクーさんから受けていたので、扉の設置が済んだときから制作を本格的に開始して、1ヶ月で仕上げたものになります。

<< 画像引用元 : 月ノ美兎さんの配信より >>

宇宙で肝試し・・・？ - YouTube 
https://youtu.be/NZzGUvrrLQw?t=2745

当初リアクターの演出では先行してプレイヤーを捕まえて投げ飛ばしたり、ぶん殴るギミックが出来ていました。
ただ、これだけやってからインポスターがいなくなって墜落というのでは盛り上がりに欠けると判断して色々試行錯誤していたのですが、まずはカンフーハッスルのような対多人数を無双する武闘アクションを最初に持ってくることで、インポスターの絶対的な強さを表現し、ずっと静かな雰囲気のホラーゲームから賑やかなアクションゲームに転換することでパニックに陥った宇宙船が墜落するというシーンをコミカルな表現を取り入れることにしました。

リアクターのギミックは廊下を含めるとたくさんのギミックが導入されています。
たった3分ちょっとの場面に追加するのは過去最多の数となりますが
どのようなものかは以下のギミックの順序をごらんください。

  1. 廊下にインポスター侵入
    廊下に入ったプレイヤーの後ろから、なるべく静かに侵入させプレイヤーを順番に肩パンさせます。

  2. リアクターにインポスター侵入
    プレイヤー全員に肩パンを済ませたインポスターはリアクターの扉を開けて侵入します。それと同時にリアクターのギミックを準備と起動します。

  3. プレイヤーのリアクター侵入を検知
    プレイヤーが全員リアクターに入るのを検知したらリアクターにプレイヤーを閉じ込めて、少し後にリアクターのギミックを開始します。

  4. インポスターを取り押さえる宇宙船乗組員
    ここでサーバー自体の問題でモブの挙動がおかしくなった(モブ同士の敵対に不具合が起きた)ため、TP移動型によって宇宙船乗組員を操作

  5. インポスターが宇宙船乗組員を捕まえて振り回す
    ここでモブは手品的手法で全てアーマースタンドに入れ替わっています。

  6. 多数の宇宙船乗組員がインポスターを取り囲む
    座標牽引型にて宇宙船乗組員を各場所に誘導します。
    同時にインポスターはバク転しつつ所定の場所に移動します。

  7. インポスターが全員を殴り飛ばす

  8. インポスターが全員を蹴り飛ばす
    このあたりはマトリックスを参考にしていますが、今回カスタムモデルを用意せずすべてバニラで作ったため関節がないため、マイクラの表現内で収めている関係で、かなり簡略化させて表現しています。

  9. 敵対型でプレイヤーを捕まえる

  10. 捕まえたプレイヤーにインポスターがアクション
    ここは当初4人までできるように考えていたのですが、制作時間に限界が来たため、急遽2人までにしています。

  11. アレックスが助けに来る
    ・扉に煙幕
    ・オウムが出てきてフラッシュ
    ・アレックスが煙幕から飛び出てインポスターに攻撃
    ・インポスターがアレックスを捕まえてぶん投げる

  12. スティーブが助けに来る
    ・煙幕からビームを発射する
    ・燃えるインポスター
    ・倒れるインポスター
    ・スティーブ登場

  13. スティーブ倒される
    この時に蜘蛛ギミックをステイで起動

  14. 蜘蛛ギミック起動
    場にいるプレイヤーで投げ飛ばされたりぶん殴られていないプレイヤーに回数多く襲いかかります。
    ただし、この後TP移動が控えているのでインポスターは弱ったていにして、プレイヤーにはダメージを入れないようにしています。

  15. 蜘蛛の退出
    ここは座標牽引型で移動

このような工程の他にいろんな演出を裏で行っています。

原子炉のパーティクル

エンドクリスタルが炉の中心に光線を向け、その光線の中心でフラッシュしています。
実はよく見ると上下に動いています。これは光線の場所を数値化して移動させる仕組みが動いています。

ファミコンみたいな音

バニラのMinecraftに用意されている音で音楽を再現しています。
赤石回路では出来ない高速な処理によって再現されています。

ちなみに本番中に回線の不具合のあった人が3人いましたが、リアクターで懸念されていたのは重さではなくTPの処理が多いため、途中で抜けられるとやり直しが効かなくなるという問題があったからです。

リアクターのギミックの処理は各セクション毎に決まったコマンドだけ実行されていたため、実はかなり軽く作られています。

これらのコマンドの殆どはファンクションという技術で作られており、ファイル数はリアクターだけで437です。中に記述されたコマンドはおそらく数千になります。
これは2022年に用意したファンクション総数が676なのでリアクターだけでも相当な数でした。

しかし処理自体は先にも述べた通り毎回決まったものだけ実行しているので、数字のわりに軽かったのですね。

基地前のワーム

基地前のワーム表現は当初基地の周りをワームが走っていく様子が演出としてほしいと言われていて、追加でワームが襲ってくる表現、そしてワームをミサイルが迎撃するという表現を追加したものになります。

基地前のワーム

ワームはすべてパーティクルで表現し、ミサイルもアーマースタンドだけで表現しているのでカスタムモデルを用いていないバニラだけで作られています。

以上がマイクラ肝試し2022におけるかっぷらさんの担当箇所の説明となりますが、表現方法が増えたのもそうですが、体調的にも経済的にも疲弊しているのが現状でボランティアでするには年々大変になってきています。

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