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REAL PORTRAIT TOKYO II

もうREAL PORTRAIT TOKYO II(リアポ東京)が終わって1か月経ち、すっかり過去のようにも思えます。
しかし、リアポ東京に参加したという足跡はずっと変わりません。
今回は、リアポ東京の総括、いわば反省を書こうと思います。

リアポ東京はタイトルにもあるように、今年で2回目です。
本場名古屋でのリアポの凄さも伺っていますが、東京でも開催されると聞き、一度は出てみたいと思いつつも、写真展出展には長いブランクがあるのでいきなりは厳しいと思い、昨年の第1回目はとりあえず鑑賞することで様子を見て、やはり次は出てみたいと意を決したのです。

申し込みから写真展まではかなりの期間があったものの、本業の都合やギリギリにならないと動かないという情けない性格もあり、撮影したのは2月の初旬。
そこから選定に相当悩み、なんとか力技で展示に漕ぎ着けました。

今回は「解放、自由」というテーマで私の現況(昨年末に退職しました)を少し投影させる形にしました。

白ベースで絵づくりするところまでは決めていましたが、撮影当日も狙い通りに光がうまく入ったのはラッキーでした。
合わせて、自分の撮影に対する意識改革をしなくてはと思っていました。
モデルのKaguyahさんの本業はダンサーですが、素晴らしいフォトグラファーたちとの作品撮りも数多くしております。
その経験で培われた視点、考え、感性も必要だと思い、特別にお願いいたしました。
すでに現場などで何度も撮らせていただいることもあり、今回はお互いの考えなどぶつけ合うような程よい緊張感の中、ここ数年の中でとても意義深い撮影になりました。

リアポ東京は展示方法はそれこそ自由。
単にパネルを数点飾って終わりでは勿体ないので、無い頭を振り絞るようにセレクトしつつ簡単なキャプションを書きました。
ただ、結末は見ていただく方の想像に委ねました。
不安、期待、希望…。

先日拝見した「私たちは消された展2023」で、モデル、背景、そして画角に写らない部分について見る人が考えたり想像する余地のある作品ばかりであることを実感し、リアポ東京にどうしても反映させたかったのです。

トップに上げたのは、展示作品のアナザーカットです。

リアポ東京は、コンセプトも全体の雰囲気も作品の傾向も、表彰式や閉会式で主催のHASEOさんがおっしゃった全ても、私にとってはすごく共感、一致できるものです。
見るだけだとしてもそう思ったはずです。
でも出展する苦楽を覚えたからには、この先もチャレンジしたいと強く思いました。

ポートレートの大型展に出展するようになって3回目。
やっと展示のスタートラインに立てた気分です。
そして、撤収後にシアター1010を出たときの、無事にやり切った実感の大きさ。
ずっと撮り続けて初めてのことかも知れません。

出展して反省すべき点も諸々見えてきました。
テーマの深堀。簡単なストーリー作り。展示方法。
スケジューリング。アピール方法。
それらをもう一度考えて次回以降の写真展に臨みたいと思います。

もちろん、来年のリアポ東京も。
1次募集のタイミングをうっかり失念していましたので、2次募集に賭けます。

この度は、貴重な機会をいただきまして本当にありがとうございました。

P.S.
この記事を書いている間に、次回出展予定だった写真展が中止になる事態が発生しました。
状況が目まぐるしく変わる中で不確かなことは書きたくないので、後日触れていきたいと思います。


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