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ラズパイによるデスクトップオーディオ環境構築 その3

最後は本記事のタイトル画像にも出ている小さいTFTディスプレイについてです。

前回のラジオ聴けるようにした後は、これ以上やることはないかなと、音楽/ラジオを聴くことに専念しておりました。まぁ、ケースを加工して中に入れたりしてもいいんだけどさ、この基盤むき出しがエッジ効いていて見て目カッコいいんだよね(あくまで僕の趣味だけど)。さらに箱入れるとなると放熱対策でもっと大きなFANを箱につけたりでノイズも大きくなりそうだし。

ただなぁ、ちょっと味気ないんだよねぇ。せめて曲名くらい表示するようなLCDでも付かないかなぁ。もちろんHDMIでスマホ程度の大きさのディスプレイ繋いでもいいんだけどさ、ちょっと僕の美的感覚に合わないんだよね。そこだけヘビーになっちまうからさ。
で、特によいアイディアもないまま日々過ごしていたらFBで僕の友達がVolumioで小さなTFTディスプレイつなげた投稿してたので「これよ、これがやりたかったのよ」と早速パクらせていただきました。

まずはLCDディスプレイの入手

これじゃないけど、こんなやつね。ST7789っていう型の240x240 TFT LCDディスプレイ。僕はCS端子がついたのをAliExpressで2~300円程度で買ったけど、届くのに結構時間かかったので、すぐ作りたいなら、それほど高いもんじゃないのでAmazonで買ってもいいのかも。

ラズパイとの接続は、本ブログの「その1」の下の方で紹介した通りです。

mpd_guiのコンパイル

で、もちろんただ結線しただけじゃ何も表示されないので、表示用のソフトが必要なわけで、これは、パクリ元の友人に教えてもらったmpd_guiというのを使いました。

※ 最初に断っておくと、mpd_guiを導入したのがVolumio2の頃で問題なかったんだけど、Volumio3にバージョンアップしたらコンパイルできなくなったので、あくまでこの章は作業記録という位置づけです。Volumio3の方が同じようにやってもうまくいかないので(僕が知らない方法でうまくいくのかもしれないけど)、この記事見て、同じようにTFTディスプレイ着けてみようって方はご注意ください。最終的にどうしたかは次の記事に書く予定。

blue-7さんという方が下記で紹介してくれているmpd_guiっていうやつがラズパイでも動くということなので、GitHubからまずDL。

本当は別のLINUX環境でクロスコンパイルしたかったんだけど、色々と面倒でうまくいかんかったので、途中までやって断念。ラズパイ上で素直にコンパイルすることにしました。READMEやソース中に書いてくれているライブラリ等をインストールし、僕の環境に合わせて、使うディスプレイの部分と接続ピンの辺りのソースを書き換えてコンパイル。おぉ、あっさりコンパイルできた!
で、立ち上げたんだけど、あれぇ?表示されないなぁ。。。

無事に表示

うーん、なんでだろう。。。と色々やっている中、rootで実行させたら、おぉ!絵が出たよ! (理由は特に調査/追求せずwww)

mpd_guiでの表示

最初は、単に曲名の文字列が駅の列車案内の電光掲示板みたいに横スクロールするようなものを考えていたんだけど、サムネールまで出て、気分はアゲアゲ。やっぱりこうだよ、こうでなくちゃ!

まぁ、難点をあげるとすると、けっこうCPU喰うんだよねぇ。ラズパイのtopで確認すると30%近くいっちゃってるので。まぁ、c++で書かれてるんでこれじゃあ、もうしかたないかなと。。。

さよならmpd_gui

ということで、暫くは絵が出るようになったラズパイ+Volumioを愛でながら音楽に耳を傾けるという幸せなオーディオリスナーの日々が続いたんだけど、ある日「Volumioのバージョンが2から3にメジャーアップ」されまして、実施後確認するとそれまでのマイナーアップと違い、なんとSDカードの中身が作り直されてしまい、mpd_guiはおろか、「その2」で紹介したラジオ聴取のためのモジュールもきれいさっぱり無くなっておりました。。。えぇぇぇぇぇ!

で、まぁ、無くなっちまったものを悔やんでもしかたないので潔くあきらめ、再びラジオ聴取の環境を作り直した後、mpd_guiも再コンパイルしようとしたところ。。。おいおい、コンパイルに必要なライブラリがインストールできんぞ、なぜ?色々と調べ、あれやこれややったけど上手くいかん。。。よくわからんがOSカーネルごと再コンパイルしないとだめなのか、でもそこまでは流石によーやらんわ。と、肩を落とした背中に北風を感じながら黒くなった画面を寂しく見続けることとなりました。。。<続く>

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