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ラズパイによるデスクトップオーディオ環境構築 その1

コロナで品薄になる前に手に入れたRaspberry-Pi (以下「ラズパイ」)を使って、デスクトップ上に、こじんまりとまとまった、でも中々よい音を出すオーディオシステムを構築したので、備忘録も兼ねてご紹介。
ちなみに僕はコンデンサを変えて音の違いを楽しむようなオーディオマニアではありません。(多分、違いわからないし)

昔々はフルサイズのステレオセットが憧れで、我が家にも3ウェイスピーカーセット、スーパーウーファー、CDプレーヤー、Wカセットデッキ、チューナー、グライコ、プリメインアンプからなるKENWOODのフルサイズ・システムコンポがありました(実は奥さんの嫁入り道具だったが、あちこち壊れたのでとっくに処分)。が、いまやスマホ+ヘッドホンでハイレゾオーディオを聴く時代、そんなでかいコンポは不要。そんな中、もともと明確な目的もなく手に入れたラズパイを使って「卓上のオーディオ環境の充実」を図った結果、コロナ以降、在宅勤務が増えた今となっては、仕事中、休憩中のバックミュージック再生で手放せないまでになった環境構築のこれまでの記録を紹介します。

まず最初にやったのは、秋月電子で「USB DAC」の見た目ちゃちなキット(https://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-05369/)を買ってきてオーディオ出力部を作り(10年以上ぶりに半田ごて握ったのだが、技術屋だった親父にガキの頃から半田付けの英才教育を叩き込まれた(笑)腕は健在)そいつをラズパイとUSB接続。その後、Volumioっていうラズパイで使えるオーディオ用OSをインストール。スピーカーはこれまたすげぇ昔にPC買ったときおまけで付いてきたアクティブスピーカー(といってもHarman Kardon)。おぉ、あっという間にデキた。

初号機

なかなかの出来栄えでしょ?武骨でカッコよい。USBが足りないのでUSBハブつけてUSB WiFiつけて(ラズパイ2にはWiFiなかった。。。)、DACから配線出してローパスフィルタの回路も足してみたりはしました。
このおもちゃみたいなのがまた以外といい音出すんでクリビツテンギョウ。
ってのが初号機。ラズパイもモデルが2Bだったかな。ただ、Webでの操作感はいまいち。やっぱりこのモデルだとちと非力。

ってことで数年これで遊んでいるうちにかなりパワーアップしたラズパイ4ってのが出たんで、そろそろ代替わりをしようと決意。初号機でだいぶ自信がついたので、弐号機はもう少し外見を小ざっぱりとさせたうえで、さらにもう少し音にこだわったものにしようと。で、手作り感満載のUSB DACは止めて、自分で半田付け不要な(笑)出来合いの I2S接続のDACに変更。スピーカーももう少しまともなやつを購入。で、出来上がったのがこれ。あらまぁスマート(ジャンパー線もう少し短くすりゃよかった)。TFT displayがついてるのはまた今度。

弐号機

図にするとこんな感じです。初号機よりお金かけたのもあって、かなり本格的な音になった(あくまで)気がして非常に満足。一応DACもスピーカーもハイレゾオーディオ対応ってことなので。まぁ、人間の可聴範囲を超えた部分にどの程度の意味があるのか、よくわからないんだけど。。。少なくても凡人の私には聞き分けられない。。。
で、この後が僕の真骨頂。もともとソフト屋さんなので、いくつか仕掛けを追加したのよ。その件については次回以降で。

全体図

おまけ

うちのラズパイのピン接続

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