死に関する哲学授業の本を読み終わったとき

画像1 「DEATH「死」とは何か」シェリー・ケーガン著を読了。イエール大学の哲学授業本である。宗教色を除いた論理的思考の書であり、とても納得した。「死は悪ではない」「自殺は特定条件下では善」などという提言がきちんとなされ、どこかの政治家の様に結論を言わない、判断しない、という事は一切ない。拡張型心筋症になってしまい、寝床に横になると呼吸困難となる発作を始終起こしていた時、革のベルトを手にして自殺の実行について考え込んだ。もう少しで死ねるのに、僕は自殺する勇気や決断力が余りに薄弱だった。本当に駄目な奴なのだ。

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