文字が散らされた紫色のモノたちの揺蕩いについて

画像1 抽象的だが小動物的な紫色の風景である。ひらがなが登場する。絵の中のモチーフは形を成さず、横たわり、累積し、揺蕩う。文字は絵として意味不明だが、一群の記号として意味を持つ。文字が読める人間にとっては音のイメージも持つ。一群の塊として意味を持ちすぎるので、絵としては限定されてしまう欠点もある。書道のお題目(努力とか健康とか一期一会とか)が説教臭くなってしまうのは、形としての美を表示するものとしてどうなの?と強く思う。

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