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すばらしい日々

今年も残すところ…な、感じに入ってきました。まだまだ油断はできませんが、今年もなんとか生き延びられそうです。

私も今年で4◯歳になりました。父が50で亡くなったので、だんだん近づいてくると不思議な感じがします。

別に早死にするとは思っていませんでしたが、若い頃はこんなに生きるとも思っていませんでした。

父が今の私の年齢の頃には、ちゃんと家庭を築き、仕事を持ち家族を養い、子供を育てていた(そのうち1人はいささか風変わりな…)のですから、すごいと言うか、本当に頭が上がらないと言うか…。

それに引き換え今の自分は…と、思うと情けなさとやり切れなさで一杯です。マトモに何一つ成し遂げられていない自分に腹さえ立ちます。

まぁ、若返ることはできませんし(しんどいから、イヤですし)、色々あった私の人生、それなりに今は頑張っているつもりですから、嘆いてばかりいないで、前向きに生きたいですね。

突然ですが学生時代、好きな日本のバンドと言うと私は「ユニコーン」でした。その頃はコンサート(ライブ、ってなんだか言うの気恥ずかしくないですか?)に行けるわけもなく、残念ながら1993年に解散してしまいました。

まぁ、その後20年近く経ってから再結成し、現在に至るわけなんですが、今でもメンバーが変わらず活動してくれているのは嬉しい限りです。

11月には新アルバムがリリースされて、全国ツアーもあるそうです。楽しみですね。

1度解散した時の(今もかな?)彼らの代表作の一つに「すばらしい日々」と言う曲があります。私はこの曲が大好きです。

奥田民生さん作詞作曲なのですが、聴いているといつも胸にこみ上げるモノがあります。

「会いたいけれど時間がない」
「気づけばもう若くなくなった」
「それでも生きていこう」
「君は僕を忘れるかもしれないけど、そうなったら、また、君に会いにいこう」

そんなに長い歌詞ではないのですが、こんなメッセージが込められています。

奥田さんの、メンバーの、音楽が好きで楽器を手に取った。気づけば幸運にも夢を叶えられた。けれど、気がつけば忙しくて時間がない、もう「若い」って年齢でもなくなった。

それでも人生は続くのだから生きていこう。生きることはとても難しいけれど、謙虚に、色々な思い出を大切にしながら。

君は(僕は)、僕を(自分自身を)忘れてしまうかもしれないけれど、そうなったら会いにいこう。かつての自分に…。

そんな気持ちが歌詞から溢れてきます。

私も若くはなくなりました。夢は残念ながら叶えられそうにないですが、なんらかの形で「なにか」を残そうと思っています。毎日仕事も頑張っています。

どうも世間と折り合いが悪いらしく、生きていくことはとても大変ですが、それなりに頑張って生きています。

そして、いつか自分自身を見失いそうになった時、いつかの自分(いつだろう?)にまた会いに行ければいいな、と思います。

すばらしい日々にー

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