【詩】鏡の二人

僕の前に座る彼女の顔色が悪い
どんどん曇っていく
ああ、心配だ心配だ

笑わせようしてみたり
大丈夫かい、と心配してみたり
なにをしても浮かない顔

ふと気づいた
ぼくらは鏡のような二人
彼女もきっと僕のことを思って
ああ、心配だ心配だ

そうわかってにっこり笑ったら
彼女も笑った

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