バタバタの2月。

ここのところ、何だかやたらと忙しい。

ちょっとした手続きをする為に携帯ショップへ行くだとか、定期的に診てもらっている病院へ検診に行くとか、まあそんなに大変な事じゃないんだけど、小さな用事がいくつか重なってバタバタしてる感じ。

それに加えて会社の都合で休みの変更があって、本来の休日が削られてしまい、薄っすら体に疲れが残ったまま毎日を過ごしている状態である。

で、先日ふと右の奥歯が痛いのに気が付いた。はっきりした痛みではなく疼くような痛み。少し様子を見ていたのだが、そのままずっと状態は変わらず。

歯医者に行った方がいいのかな。もちろん行った方がいいんだろうな。あ〜、でもこれ以上用事を増やしたくない。

そんな事を考えつつ、放置していた数日前。その日は職場の健康診断があって、いつもより一時間早く出勤しなければならなかった。私の仕事は夜勤なので家を出るのは午後なのだが、それでも一時間早めるのは結構大変である。

なんとか間に合うように家を出て、車に乗り込み、さあ出発！と思ったら、何故かエンジンがかからない。何度やってもダメだったので諦めてJAFを呼ぶ。

修理にどれくらい時間がかかるか分からないので、取り急ぎ職場に休みの連絡を入れる。私の仕事はチームで行うのだが、スタート時点で人数が揃わなければ意味がない。途中から遅れて加わるという事が出来ないのだ。

休みの連絡と合わせて、健康診断の日程も変更してもらう。ああ……頑張って一時間前に出たのに、これをもう一回やるのかぁ、本当についてない。心なしか、歯の痛みも強くなってきた気がする。

20分後にJAFの方が来てエンジンをかけたら、なぜか一瞬でかかった。一応バッテリーを調べてもらったが問題なし。いったいなんだったんだろう…？有難い事に、費用は無料であった。

わざわざ来ていただいたのにと恐縮しまくりの私に、「また何かあったら呼んで下さい！」と爽やかに去っていったJAFの方の笑顔が眩しかった。

ポツンとひとり駐車場に残った私は、そうだ仕事休んだんだと、すごすご家に帰った。

薄暗くなりつつある部屋に戻り、ジンジン痛む歯を舌でさする。こりゃやっぱり診てもらわないとダメだなと近所の歯科医院に電話を入れる。なんとか一週間後に予約が取れた。

それから部屋の掃除機かけをした。忙しさにかまけて「ホコリでは死なない」の理屈で後回しにしていたのだ。

一通り掃除を済ませ、ソファに座ってホッと一息つく。

あれ？なんだか喉の奥が熱い。

もしかしてと思い、体温計で測ってみると37.3度。そんなに高くはないけれど、私が熱を出すのは珍しい。うーむ、やっぱり疲れが溜まっていたのかなぁ。

その日はとにかく寝た。爆睡だった。その甲斐あって、翌日には熱はすっかり下がっていた。

早くも2月は後半に突入している。ここ数日は、ポカポカと春のような陽気だ。

私の忙しさはまだ少し続きそうだけれど、桜が咲く頃には時間の余裕が出来るんじゃないかな。

そしたらのんびり花見をしようと、今から楽しみにしている。