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兎座「脳天ハイマー」を見たハナシ

おはようございます。
雨止んで良かったですね。

昨日は下北沢のB1劇場で、だるま座の剣持さんとすださんも出演されている兎座さんの「脳天ハイマー」を観劇して来ました。


脳天ハイマー

もうたまらなく素晴らしい芝居でした。
深く考えさせられるテーマ、そのテーマをしっかり伝えてくる脚本と演出、本当にただそこでフリートークしてるように感じるくらい自然な日常を表現している役者の皆さん。
全てがハイレベルで圧倒され、その日常の中で起こる後半のドラマにずっと心が揺さぶられ続けました。

はじまりの内浦さんが海を眺めて佇むシーンで一瞬で世界に引き込まれてからエンディングまでずっと最高でした。というかエンディングのあの演出は反則です😭
オープニングの内浦さんは個人的に凄く刺さっていて、登場してからセリフを一言も発さないのに、その姿だけで一瞬にして引き込まれていって、俳優とはこうあるべきという今の自分の目指す目標を明確に示してもらったように感じます。

施設内でそれぞれが会話してるシーンは全員台本もなく好き勝手に喋ってるんじゃないかってくらい自然で、兎座さんの作品を観たのは初めてだったんですが驚愕しました。
それと同時にだるま座の作品をはじめ、自分が携わらせていただく作品をこのレベルで演じられるように上手くなりたいとも強く思いました。

役者さんの芝居についてはこのくらいに留めて、物語について話したいんですが、そうすると僕の拙い文章力ではまとめきれずに、語るべきでは無い自分の話もしてしまいそうなので簡潔に感想だけ書きます。

身近な人の死、その死の迎え方を取り扱っていて、凄く考えさせられる内容だったと思います。
僕は芝居を観ていてもらって面白かったと思ってもらうことはもちろん大事ですが、観た人が何かを感じたり考えたりするきっかけに作品がなることで、その人の人生を豊かにできるものが素晴らしい作品っていうものだと考えています。
その点においても今回の脳天ハイマーは素晴らしい作品であることは間違いないと思っています。

12月の『おシャシャのシャン!』も『脳天ハイマー』に負けない作品になるよう僕自身頑張っていきたいと思います。
よろしければ応援よろしくお願いしますm(_ _)m

【今後の予定】

12月6日(水)~13日(水)
劇団だるま座、27周年記念公演は新作です!!!

脚本は…『銀河鉄道の父』や『フォルトゥナの瞳』の坂口理子さん!!!
タイトルは……『おシャシャのシャン!』

劇場は駅前劇場@下北沢

詳細は随時発表



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