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人の一生は稲妻や朝露のようにはかない

私たちが死ぬとき当てにしていた妻子も財産も我が身に付き添うものはない。看取られる人は、とても幸せなのだ。
私の持っている死生感は、「うたかたの夢」だ。
日本の歴史で一番出世した人は、豊臣秀吉だ。信長の草履持ちから天下を統一し関白・太政大臣にまで上り詰めたのだから一番出世した人と言っていい。その秀吉が、世を去る前に残した和歌が「露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢」とうたったのだから…さほど出世もしない私の人生など「露にも至らぬ我が身かな」です。
父は10年ほど前に他界し母もあと数年だろうと思う。墓じまいもしなければいけないので、自分の死生観をしっかり持たなければと思った。
このはかない人生の終わりをどうするのかも考えながら祖父母や父母の入った墓を私でしまいにする。そのため「人はなぜ生きるのか」人はなぜ死ぬのか」という禅問答のようなことを自分の中で考え自分の答えを用意しなくてはいけない。

うたかたにでも自分が死の間際に「楽しい・満足」と思える人生を生きたい。

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