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ニャンコ川中島合戦絵巻🇯🇵🏮🎎🎎😽🎎🎎🏮🇯🇵

時をさかのぼる事、数百にゃん年前、時はニャン国時代、とある所に越ニャン国と呼ばれた国があって、上杉猫信という猫神と呼ばれた戦にたいそう強い大名が、座布団十段敷きの上に寝転んで、のんきにも後ろ足で耳の後ろを、カキカキ、前足を舌でナメナメしながら、城の天守にいらっしゃいました。

宿命のライバルであり、何度も対決し、決着がつかなかった武田ニャン玄は、上杉猫信に猛烈に嫉妬し、あたり構わず肉球の鋭い爪で畳をイラつきかきむしり、腹立たしくも、のたうち回りました。

そんな二人は、とうとう時はニャン禄4年、ついに第四次川中島の戦いで決着をつけるニャン!! と、急いで軍勢を率いて駆け付け対決する事とあいなりました。ニャニャン!

事の成り行きは、こうでした。川中島周辺の
豪族の野良にゃん達が、武田が攻めてきて怖いから、上杉猫信にたすけてニャ〜〜〜〜〜ンって、すがりついて来たからなのです。でも、上杉猫信は、助ける様なふりをして実は裏で野良にゃん達を脅していたのです。助けるかわりに、その恩を忘れるなニャン!恩を裏切ったりしたら、どうなるのかニャーーーー?、と目をキラリと光らせて凄みました。

上杉猫信には、キツい事情もあったのです。自分の領地、越ニャン国は何世代も前から地域対立が続いており、猫信はその争いを、猫の肉球高速パンチでシパパッ!!と抑えていたのですが、だいぶ前から疲れきってしまい、もう!いやにや〜〜〜〜〜〜〜〜!!と寺の僧侶になってたこともあったのニャ………
……………。

川中島の千曲川を、挟んで武田勢が入城する海津城を上杉ニャン軍勢は、監視し猫の様に目を光らせましたが、ネコ特有に弱々しく怯えて妻女山にこもる事にしましたニャン。

その後、武田ニャン玄は、こうするニャ!と、軍師、山本ニャー助に指示し、キツツキ戦法で(ねこなのに?)つつきまわし、山にこもった上杉軍勢を追い出しました。猫たちの大軍はウギャー!うにゃー!と山からウジャウジャと逃げ出して来ました。

ですが、上杉ニャン軍勢も、その日の夜、こっそりと千曲川をにゃんこの忍び足で音をたてずに、ひたひたと、足音一つたてず歩き、武田にゃんこ軍勢を待ち受けたのです。猫特有の舌なめずりをしながら…………。

翌朝、武田にゃん玄は耳を立て、目を見開き
爪を立て、全身の毛をフーツ!!と逆立て、驚き飛び退きました!

川中島の霧が晴れた向こうに上杉にゃん軍勢
が、ズラリと並んでいたのです。猫軍神と呼ばれた上杉猫信は、信仰する毘沙門天のご加護の勢いをバックに、いっせいに、


行くにゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

と号令をかけ、いっせいに車懸りの陣!波状攻撃をしかけました!

勢いに乗った上杉猫信はヒゲをピンと張り、しっぽも立てて、一匹で、敵陣に乗り込み、切っ先に猫の肉球と爪が着いた名刀、[小豆にゃん光] をスラリと抜いて武田にゃん玄に斬りかかりました!!

武田にゃん玄は、ふぎゃー!!とビビって毛を逆立てて、怯えすくみ後ろに飛び退きました。尿スプレーを噴出して………笑。

上杉の刀の肉球の爪を、持ってた猫の肉球が描かれた軍配で受け止めました!が、刀の肉球は脇をそれ、武田にゃん玄の頭をナデナデ
し、脇の下をコチョコチョコチョとくすぐり始めたのです。にゃん玄は思わずニャンコロリンと転げ回り、ニャハハハハハハハハハハハ!!と吹き出して笑いが止まりませんでした、笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑!!

上杉猫信勢も武田にゃん玄勢も、全てがバカバカしくなったらしく、腹を抱えて、そこら中を転げ回りながら、のたうち回りながら、涙を流すくらい、ヒーヒーあざけ笑いました。

やがて…………川中島を後にして、両軍勢は去っていったという事なのにゃ、両軍勢のにゃんこざむらいの兵隊達は、猫の、のん気な大あくびをしながらニャ……………………。

とある、遠い昔の絵巻物にえがかれた、にゃん国時代の戦のお話でした。

にゃんにゃん!!

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