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田植えは無事終わりました

 前もって代かきの準備も整っていて予定より一日早く25日(土)田植えを始めることが出来ました。朝早くは曇っていましたが、次第に晴れ渡り最高の田植え日和になったのです。周りの田んぼを見渡しても方々で田植えが見受けられ、今年も私達みんなで田植えが出来ることの幸せというかそんなこともちょっぴり考えたりして、田植え機の運転は私が向こうの畦までの100m出来るだけ真っすぐに運転するのですが、ちょっとの心のすきに曲がったりするのです。作業は妻と娘夫婦、秋田市内の娘と5人で順調に進んだのです。田植え機は6条植えでかなり旧式ですが確実に植えることが出来るので当分まだ活躍出来るのではと思っています。苗も丈夫に育ち、植えた跡を振り返ってみてもすっきりと一株毎にに植えられ田植え機って本当にすごいんだなあと感じでしまうのです。

晴天の田植え作業


 植え終わった田んぼを眺めて、私が二十歳代までは近所の女性たちが手植えで行っていたのです。苗かごを腰に付け、前もって田んぼに四角い枡の丸い形3m位はあったと思いますが、それを水を抜いた田んぼに男の人が回して行って、その跡にきれいに手で植えていったのです。その頃、大きな田んぼでも一反位でしたが、横列に女の人達5~6人から15人程の集団等もありました。苗は苗代で育てていて、男の人達が深い水を張った苗代に入って、苗の根の土を水でゆすり土をきれいに落として一掴み程ワラで結んで、苗運びが田んぼに運んで女性たちに渡すのです。朝6時頃から作業が始まり、9時で20~30分程休憩がありましたが、その時は男女とも多いに賑わったのを覚えています。昼食時はそれぞれの家に帰って、午後一時に作業が再開し3時頃休憩がありました。家に赤ちゃんがいるお母さんは休憩の時家に帰って赤ちゃんにお乳をあげるため急いて帰るのも目に浮かびます。後半昔のことを思い出してしまいましたが、どうしても父母の当時を思い出すのです。

一番手前が父


 昔と思い合せ、現代の農業は比べものにならない位楽になりました。その反面、機械化農業でその負担増もあります。でも負担を少なくしながら続けていきたいと思っています。

                     柳田 武男 83歳


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