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田植え後のひと時(その2)

 その後6月13日(木)快晴、岩手県国見温泉登山口から駒ケ岳を目指し出発7時5分。登山口に届出の投函箱があり即急坂の階段である。今日は僕の体力でどこまで登れるかということと、途中の高山植物に対面したい、その期待の登山だったのです。第一のピーク横長根(約1,100m)までの途中にイワカガミ、イワハゼの群落が登山道の脇にあってもう大満足。横長根着9時13分、僕を追い越して行った人たちもここ休憩所には誰もいない。土日の休日には賑やかな休憩所も今は形無しである。尾根を進みながらゴゼンタチバナ、ハクサンチドリ等僕を楽しませてくれる。もう一つ僕が期待していたシラネアオイがもう咲き終わって大きな葉が至る所にあってもうあきらめの気持ちの時、一ヶ所だけまだ散らないで咲いていたのです。第二展望台到着10時16分。ここからは駒の全景と大焼砂の登りも眺められ、田沢湖も望まれる絶景のポイントだ。ここでオニギリ、熱いコーヒー、バナナ、お菓子を食べながら今日はここまでとする。標高約1,200mは越えたと思う。
 下山開始10時40分。ここから頂上に向かって馬場の小路、木道周辺はチングルマの大群落だろうと思いながら展望台を後にする。下山途中、時折り僕を追い越す登山者、又午前中なので登ってくる登山者もいる。横長根着11時37分。ここで熱いお茶、お菓子を食べ急坂の下り。注意しながら登りの時対面した花たちに別れを告げ満足気分で国見温泉登山口駐車場着。妻に電話する。駐車場で思いがけずニッコウキスゲと対面、所々に数多く咲いていて感激。1時30分エゾハルゼミの鳴き声を聞きながらワゴンRの発車だ。

                柳田 武男 83歳


イワカガミ


ゴゼンタチバナ


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