なんだかしっとりと、好きなものの話をしたい。

 突然ですが、好き過ぎる、という話です。

 例えばコーヒー。
 最近、冷たいコーヒーも好きになりました。でもホットコーヒーが好きだったから、冷たいコーヒーを何ていうのか、パッとは出てきません。クールコーヒーではないはず。あ、アイスコーヒーか、と今出てきました。ダサい。  
 「割れないコップ」と検索したら出てきた、車で踏まれても割れないらしい新しい素材の、その琥珀色のコップにアイスコーヒーを作るのが好きなんです。カフェオレにするのも。(一日に2本の牛乳が無くなっているのは、実は私も加担しているからです)

 子どもと散歩をするのも好きです。家の中が良くないのか、外に出ると気持ちが変わります。最近4歳になった三男が私の影を踏んでくるので、踏み返して追いかけ合うのも、大人の特権で日陰に隠れるのも楽しいです。疲れるのは、まだ子どもの方が早い、という所がポイントです。

 本を読むのも好きです。そこに発見と頷きと感動があるからです。引き込まれる方が好きだけれど、勉強の本も時々居眠りしながらも読んでいます。好きなコーヒーと一緒に、という特別感も好き。自分だけの空間が作られるバリアみたいな…一人なんだけど二人、その他大勢、みたいな世界になって好きです。

 後は…風に揺れるカーテンや緑の木々も好きです。

 43歳にもなると段々と、合う合わないという事が、好きか嫌いか(苦手か)に近づいてきました。

 例えば若いころは仕事をバリバリ(ダラダラの間違い)やりたかったし、やるのが好きだったけれど、合わなくて常にキャパオーバーでした。今はバリバリよりは、自分の持てる範囲でやる方が好きです。

 洋服もシンプルなものが好きになりました。フリルとか、好きだったけれど、もう合わないと分かって。

 観葉植物も今も嫌いではないけれど、自分では育てられずに何本も枯らしてきたので、合わないと分かり、あまり、惹かれなくなりました。

 心地よい、好きな、合うもの。
 
 そんなものが私をあたたかな場所に巣作ってくれるような、そして心地よく成長させてくれるような、そんな事を何だか今日は想って。



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