山へのもくろみ

 明日からお仕事が再開するので、私にとっては実質、最後の夏休みでした。どこかへ行きたいと思う事は少ないような人間だけれども、今日はどこかに行きたくて、特別な一日にしたくて、そして自然に触れたくて、とても大きな公園のとても大きな山に登ることにしました。頂上からは街を見下ろせるくらいの高さのある山です。
 
 子どもたちと達成感を味わいたいと思いながら、意に反して子どもの方がズンズン登り進んでいくので子どもたちと達成感を味わう以前に、自分が背中を押せる実感みたいなものが欲しかったんだと気付き、それでもちょっと解放されたような安心感も抱いて予定以上に遊んでしまいました。

 なるほど、夏休みには子どもとの距離が近すぎて、しまいには普段見えていなかった自分との関係性を疑う日もあった、だから繕う何かをどこかで探していたのかもしれません。

 今日は早く寝て、明日も明日で生きていけるなら、それが今の私と子ども達の全て。とやかく言っても体感している、その出来事。

 

 

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