百均VS手作り

  長男の学校の道具入れを途中まで作っていたというのに、百均のバッグコーナーにほとんど同じ形状のバッグが売られており、思わず笑ってしまいました。
 なぁんだ、私が手を掛けなくても、思うものが手に入る。
 手を掛けなくても事足りる。
 それに明らかに私が作った、糸のほずれの目立つ手作り感満載のものよりも見栄えはいい。
 そんな事に、寂しさの混ざった笑いが漏れたのでした。

 でも本当は、それが他人目線かも知れない、とも思います。   
 その60点の道具袋が机の横に掛けられて、参観日か何かで目にされて
「わざわざ作ったんだね」
とか
「百均にも良いのあるよ」
とか
励ましでない「頑張ったね」
とか、そんな事を言われるような気がして、自分の気持ちに満足感を見つけてあげられなかった、という事です。
 
 片付けの苦手な長男が、物に助けられる経験をしてほしくて工夫したつもり、その子育てにちょっと手を掛けているのを、お母さんっぽい自分を本当は嬉しいのに、なんだか寂しかった、私の自己満足。

 

 
 

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