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マスターデュエル・センチュリオン!


こんスタンドアップ タヌラホ星人です。
 
本日はマスターデュエルへの実装が決定したセンチュリオンデッキについての話です。
内容としては、センチュリオンについてあまり知らない方向けの基礎知識がメインです。
筆者は何も実績がない浅学の身ですが、最後まで読んでいただけたら幸いです。


センチュリオンってどんなテーマ?

センチュリオンはモンスターを罠カードとして盤面に置き、そこからモンスターを特殊召喚して展開するミッドレンジデッキです。
既存のデッキだとミッドレンジ版のヴァリアンツと言えばわかりやすいでしょうか。
また、相手ターンシンクロが可能なデッキであり、少ない展開で相手ターン中に12+12のシンクロができるのでカラミティ存命時はとても有効活用できるテーマでした。
(ただ、センチュリオンがくるからカラミティが規制されたという発言を時々見かけますが超重で使うカラミティの方が強いです。センチュリオンの大きな強みが失われたのは事実ですが。)
現在はコズミック・ブレイザードラゴンを出してビートするプランをとっています。
さらにこのデッキのエースの一体である騎士皇アークシーラは魔法罠ゾーンの表側カードを破壊から守る効果があるため永続魔法罠を使うプランも取ることができます。
そしてこのデッキは最大14枚の一枚初動と豊富な自由枠があり、誘発と永続をふんだんに投入することができます。一枚初動で相手ターンに赤き竜→コズミックブレイザーを成立させ、自由枠の手札にある妨害と合わせて戦うデッキです。


カード紹介

1回目の新規組まで実装されるとの予想で記述します。

メインモンスター


重騎士プリメラ

以下プリメラ

パイロット枠(背景ストーリー)
センチュリオンの一枚初動であり、MD実装予想範囲で唯一のチューナーです。
そのためこのカードを展開に絡めるのは必須事項で、このカードへの除去が非常に重いデッキです。全力で通しましょう。
③はメインセンチュリオンの共通効果で、罠として置いた状態でターンを渡すと、相手ターンに出てきてアドを取ってくれます。
一枚初動であり、唯一のチューナーで供給が切れると負けに直結するので3枚採用です。


従騎士トゥルーデア

以下トゥルーデア

燃料枠
センチュリオンの一枚初動であり、センチュリオンには罠から出てくる共通効果があるので実質的なリクルーターです。
このカードを経由することで罠となったこのカードがリソースとして追加されるのでなるべく経由したいカードとなります。
レベル変動効果は使う時と使わない時がありますが、センチュリオンはレベル8+4のシンクロデッキなので使う場合が多いです。この効果で特殊召喚した場合、効果が無効にされてもレベルは戻りません。
しれっと炎族なので篝火のサーチ対象となっています。
一枚初動なので3枚採用です。


重騎士エメト

以下エメト

機体枠
センチュリオンメインのレベル8枠であり、自分ターンでは基本的にレベル8+プリメラでシンクロ召喚を行います。
①で相手ターンに出てきた場のセンチュリオンを引っ込めて次のリソースとして残しながらレベル8を供給するのが役割です。
ただ、後述する新規組のレベル8が強いので不採用になりがちです。
0〜1枚採用


竜騎兵ガーゴイルII

以下ガーゴイル

2チーム目機体枠
センチュリオンメインレベル8枠であり、エメトよりこちらの方が優先して採用されます。
①のコストは重いですが、手数になってくれます。素引きした場合の展開で使うのが一番多いでしょうか。
レベル変動は基本使いません。
1枚採用


魔法カード

スタンドアップ・センチュリオン!

以下スタンドアップ

テーマの核となるフィールド魔法で、一枚初動兼貫通札でもあります。
②で実質的にセンチュリオンをリクルートでき、③で相手ターンシンクロ召喚を行えます。
このカード一枚から召喚権を使わずセンチュリオン展開を行えるため出張が可能です。
裂け目下だと魔法罠を墓地に送らなくてはならない点に注意。
一枚初動兼貫通札なので3枚採用です。


騎士の絆

以下絆

実質的にセンチュリオンを蘇生するカードです。
2ターン目以降リソースとして使用、または誘発貫通で使用します。
また、墓地効果でも実質的な蘇生が可能なので継戦能力に大きく貢献してくれます。
しかし、単体で機能してくれない点が難点のカードです。
0〜1枚採用。


ウェイクアップ・センチュリオン!

以下ウェイクアップ

条件付きでレベル4or8を生成するカードです。
センチュリオンデッキの貴重な手数であり、器用なカードですが、単純にスペックが低いのでとても評価が高いカードというわけではありません。
スタンドアップから行う召喚権を使わない展開とアトラクターを使った場合の展開では必須です。
0〜1枚採用(出張の場合確定1)


誓いのエンブレーマ

以下エンブレーマ
(他のエンブレーマカードはありますがおそらくMDに初期実装されず、実装されても採用圏外です。)

センチュリオンの素引き最強カードです。
実質的にうららに引っかからないセンチュリオン魔法罠サーチorモンスターリクルートであり、召喚権を使わない一枚初動でもあります。
センチュリオン名称ではないのでサーチ不可な点だけ弱いです。
一枚初動権最強貫通札なので3枚採用。


罠カード

騎士魔防陣

以下魔防陣

センチュリオンの妨害罠カードです。先攻ではこのカードと相手ターン赤き竜を構えるのが目標です。
ターン1がないためサーチが余った時は複数構える事ができます。
②の墓地効果ではセンチュリオンシンクロを蘇生できるため墓地リソースにもなる優秀なカードです。
①には条件がないので汎用だったりします。
帰って来る時が特殊召喚なので特殊召喚した時の効果を使われるのは注意です。
逆に特殊召喚できないカードを飛ばせば完全な除去とすることもできます。
1〜2枚採用


騎士皇爆誕

以下爆誕

センチュリオンのカウンター罠枠です。
テキストが非常に強く見えたと思いますが、センチュリオンにとって魔法罠の表モンスターというコストは重く、相手ターンシンクロがとてもし辛くなってしまいます。
そのため非常に扱い辛いカードです。
ただ、万全の状態で発動できたら万能無効カウンター罠のためとても強いカードとなります。
0〜1枚採用


エクストラモンスター

騎士皇レガーティア

以下レガーティア

合体枠
センチュリオンの初期エースです。
破壊とドローをする効果があり、また打点が3500ととても高いので盤面処理に重宝します。
①は特殊召喚された場合なので蘇生した時も使えることは覚えておきましょう。
②は魔防陣で蘇生すると自身も戦闘破壊されなくなります。
③はセンチュリオンシンクロ体には似たような効果があり、相手ターンシンクロの準備をするための効果です。
何気に汎用カード
1〜2枚採用


騎士皇アークシーラ

以下アークシーラ

2チーム目合体枠
センチュリオンの2体目エースです。
基本的にこのカードを目指して展開します。
①のサーチはセンチュリオン初動で入った場合基本魔防陣を持ってきて一妨害増やします。
素材が汎用のため、他のギミックでこのカードを立ててスタンドアップをサーチすればそこからセンチュリオン展開を可能にしてくれるのでセンチュリオンデッキの可能性を大きく広げたカードです。
②の耐性で永続魔法罠を守ることができ、③がレガーティアと異なり除外にも対応しているためセンチュリオンは次元系永続と合わせることができます。
1〜2枚採用


展開例

センチュリオンが先攻展開で目指す盤面はここです。この盤面は一枚初動で作成できる基本盤面で、これを基準に展開していきます。
相手ターンにプリメラとトゥルーデアを特殊召喚し、スタンドアップの効果で赤き竜をシンクロ召喚、コズミックブレイザーを出すことができます。

展開ルート

通常召喚→通常
特殊召喚→特殊
罠として置く効果→貼り付け
罠状態の効果→罠〇〇効果


プリメラ+コスト

プリメラ通常効果スタンドアップサーチ
スタンドアップ発動、効果で手札一枚墓地送りし、トゥルーデア貼り付け
罠トゥルーデア効果自己特殊しレベル上昇
トゥルーデア効果自身とガーゴイル貼り付け
罠ガーゴイル効果自己特殊
プリメラ+ガーゴイルでアークシーラシンクロ
アークシーラチェーン1ガーゴイルチェーン2
ガーゴイルを手札に回収し、アークシーラで魔防陣サーチ
エンドフェイズにアークシーラ効果墓地プリメラ貼り付け

結果
・アークシーラ 罠プリメラ 罠トゥルーデア
 スタンドアップ 魔防陣 手札ガーゴイル 


トゥルーデア+コスト

トゥルーデア通常効果自身とプリメラ貼り付け
罠プリメラ効果自己特殊 効果でスタンドアップサーチ
スタンドアップ発動、効果で手札一枚墓地に送りガーゴイル貼り付け
罠ガーゴイル効果自己特殊
プリメラ+ガーゴイルでアークシーラシンクロ
アークシーラチェーン1ガーゴイルチェーン2
ガーゴイルを手札に回収し、アークシーラで魔防陣サーチ
エンドフェイズにアークシーラ効果墓地プリメラ貼り付け

結果
・アークシーラ 罠プリメラ 罠トゥルーデア
 スタンドアップ 魔防陣 手札ガーゴイル 


スタンドアップ+コスト

スタンドアップ発動、効果で手札一枚墓地に送りプリメラ貼り付け
罠プリメラ効果自己特殊 効果でトゥルーデアサーチ
トゥルーデア通常効果自身とガーゴイル貼り付け
罠ガーゴイル効果自己特殊
プリメラ+ガーゴイルでアークシーラシンクロ
アークシーラチェーン1ガーゴイルチェーン2
ガーゴイルを手札に回収し、アークシーラで魔防陣サーチ
エンドフェイズにアークシーラ効果墓地プリメラ貼り付け

結果
・アークシーラ 罠プリメラ 罠トゥルーデア
 スタンドアップ 魔防陣 手札ガーゴイル 


トゥルーデア(アトラクター下展開)

トゥルーデア通常効果自身とプリメラ貼り付け
罠プリメラ効果自己特殊 効果でウェイクアップサーチ
ウェイクアップ効果レベル8トークン特殊
プリメラ+トークンでアークシーラシンクロ
アークシーラ効果でスタンドアップサーチして発動
エンドフェイズにアークシーラ効果除外プリメラ貼り付け

結果
・アークシーラ 罠プリメラ 罠トゥルーデア
 スタンドアップ 

アトラクター下で展開できる初動はトゥルーデアとそれを持ってこれるエンブレーマのみです。


トゥルーデア(コストなし)

トゥルーデア通常効果自身とプリメラ貼り付け
罠プリメラ効果自己特殊 効果でウェイクアップサーチ
ウェイクアップ効果レベル8トークン特殊
プリメラ+トークンでアークシーラシンクロ
アークシーラでスタンドアップサーチ
スタンドアップ発動
エンドフェイズにアークシーラ効果墓地プリメラ貼り付け

結果
・アークシーラ 罠プリメラ 罠トゥルーデア
 スタンドアップ 墓地ウェイクアップ

墓地ウェイクアップは魔防陣を落とすとリソース
絆を落とせばアークシーラへの泡ヴェーラーケアになります。(魔防陣はなくなります。)


トゥルーデア(コストなし ウェイクアップ不採用)

トゥルーデア通常効果自身とプリメラ貼り付け
罠プリメラ効果自己特殊 効果でガーゴイルサーチ
ガーゴイル効果トゥルーデアコスト特殊
プリメラ+ガーゴイルでアークシーラシンクロ
アークシーラチェーン1ガーゴイルチェーン2
ガーゴイルを手札に回収し、アークシーラで
スタンドアップ回収
スタンドアップ発動、効果で手札のガーゴイル墓地に送りトゥルーデア貼り付け
エンドフェイズにアークシーラ効果墓地プリメラ貼り付け

結果
・アークシーラ 罠プリメラ 罠トゥルーデア
 スタンドアップ 


スタンドアップ+コスト(召喚権不使用)

スタンドアップ発動、効果で手札一枚墓地に送りトゥルーデア貼り付け
罠トゥルーデア効果自己特殊 
トゥルーデア効果自身とプリメラ貼り付け
罠プリメラ効果自己特殊 効果でウェイクアップサーチ
ウェイクアップ効果レベル8トークン特殊
プリメラ+トークンでアークシーラシンクロ
アークシーラ効果魔防陣サーチ
エンドフェイズにアークシーラ効果墓地プリメラ貼り付け

結果
・アークシーラ 罠プリメラ 罠トゥルーデア
 スタンドアップ 魔防陣 墓地ウェイクアップ


別ギミックでアークシーラ+コスト

アークシーラ効果スタンドアップサーチ
スタンドアップ発動、効果で手札一枚墓地に送りトゥルーデア貼り付け
罠トゥルーデア効果自己特殊 
トゥルーデア効果自身とプリメラ貼り付け
罠プリメラ効果自己特殊 効果でウェイクアップサーチ
ウェイクアップ効果レベル8トークン特殊
プリメラ+トークンで赤き竜シンクロ
赤き竜効果対象アークシーラコズミックブレイザー特殊
エンドフェイズにアークシーラ効果墓地プリメラ貼り付け

結果
・アークシーラ コズミックブレイザー 
 罠プリメラ 罠トゥルーデア
 スタンドアップ 墓地ウェイクアップ


トゥルーデア+スタンドアップ+コスト
(トゥルーデアへの泡ヴェーラー貫通)

トゥルーデア召喚効果(泡ヴェーラー)
スタンドアップ発動、効果で手札一枚墓地に送りプリメラ貼り付け
罠プリメラ効果自己特殊 効果でガーゴイルサーチ
ガーゴイル効果トゥルーデア墓地に送り特殊
プリメラ+ガーゴイルでアークシーラシンクロ
アークシーラチェーン1ガーゴイルチェーン2
ガーゴイル効果で手札に回収し、アークシーラで絆サーチ
絆効果で墓地プリメラ貼り付け
エンドフェイズにアークシーラ効果墓地トゥルーデア貼り付け

結果
・アークシーラ 罠プリメラ 罠トゥルーデア
 スタンドアップ 墓地絆


プリメラorトゥルーデア+スタンドアップ(アークシーラへの泡ヴェーラー受け)

プリメラのサーチ先を絆にしてスタンドアップのコストにする。
アークシーラシンクロ召喚時に絆墓地効果でプリメラを貼り付ける。
こうすることで被害が魔防陣なしになるのみとなる。


センチュリオンの強みと弱み

強み

・一枚初動最大14枚+金謙の安定感
・自由枠が多く、一枚初動+汎用という組み方ができる。
・先攻展開で4回しかモンスターを出さないのでニビルが効かない。
・展開中絶対に必要なサーチが一回のみなのでドロバも効かない。
・うららの打ちどころがプリメラしかなく、デッキに貫通札が6枚存在する。
・破壊耐性を持った永続を貼れる。

弱み

・手数がない。あまりにない。
・チューナーがデッキにプリメラしかおらず、特殊召喚に制限もあるので除去を当てられるとシンクロができない。
・テーマ内メイン妨害のコズミックブレイザーが出てくるのが相手メインのため、隙がある。
・相手ターン展開をするためトップgが間に合ってしまう。


混ぜ物


ホルス

強み
・レベル8側のモンスターを供給できる。
・センチュリオンに足りない手数を出せる。
・センチュリオン側のレベル8と合わせてランク8の択が生まれる。

弱み
・スタンドアップも手札コストを必要とするのでコストがきつい。
・チューナーを供給できない。
・直接初動にはならない。


超重武者

強み
・一枚初動からアークシーラ別ギミックで成立展開が可能
・センチュリオンにない手数を出せる
・センチュリオン側初動があればバロネスを出せる
・レベル4チューナーを供給できる
・誘発を大体受けてくれる

弱み
・制約があまりにキモい
・ワカウシ効果!!って言ったらセンチュリオンとか関係なく勝ってるのでは?


MDではどのセンチュリオン?(サンプルリスト)

MDで来るだろう範囲のセンチュリオンには

・誘発型

誘発は環境に応じて入れ替え


・永続型

デッキロックの部分は諸説


・ホルス型

リゾネーターギミックで手札コスト確保・バロネス着地


・超重型

バイクからアークシーラとバロネスを選択


の4種類がありますが、筆者は永続型がマスターデュエルにおいて1番強いと考えています。
マスターデュエルはシングル戦のため、永続カードに対する対処が難しいためです。
そのためマスターデュエルでは永続の規制が重いですが、センチュリオンで使用できる裂け目やデッキロックは規制を受けていません。
カイザーコロシアムの禁止は痛いですがocgも同じです。
誘発を沢山積める永続デッキはあまりないので実装が楽しみです。


MDであるかもしれない型


・ビーステッド型
ルベリオンが 3枚あるのでocgより強い型になりそうです。センチュリオンには光と闇のレベル4がいるのでカオスアンヘルがとても出しやすいのが大きな強みです。

・永続特化型
手札誘発を永続型より減らして追加で永続魔法罠を投入する型です。当然ですが先攻は強くなり、後攻は弱くなります。投入候補は能力吸収石、スキルドレイン、サモンリミッターなど。


終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。
みなさんがセンチュリオンについて理解するのに少しでも貢献できたなら幸いです。