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妹の結婚

結婚の話なので、婚活日記に分類する。

末の妹が入籍した。
お互い同性3兄弟の末っ子で、雰囲気がなんだか似ている二人だ。

少し抜けてるところがあるものの、なんだかんだ最終的に上手くいく。
人との距離の取り方が非常に上手く、さまざまな年代の人と仲良くなれる。
末っ子のいいところをギュッと凝縮したような二人。

入籍前(両親への直接挨拶の前)に、わざわざ2人で私に電話をしてくれた。
なんだかとても嬉しかった。どうせ時々開かれる身内会の時に会えるのに。
10個ほど年下の妹だが、彼も妹も、私よりも全然大人だった。
20代半ばでありながら、しっかりと「お互いの将来設計が固まったので入籍させてください」と堂々という妹の彼氏を見て、心の底から嬉しかった。こんなしっかりした子が妹の旦那さんになってくれることが。


ところで20代半ばの頃の自分は何をやっていただろうと、いつもつるんでいる友人たちと振り返った。
毎週車でどこか旅行に行き、友人たちの誕生日サプライズに全身全霊をかけていた。
子供のような発想を、大人になった財力と企画力、衰える直前の体力を振り絞って本気でやっていた。
楽しかったなぁ。
20代半ばで結婚を決意できるような大人にはなれていかったけれど、毎日を心の底から楽しんでいたので20代を無駄にしたとは思わない。こんなことに付き合ってくれる友人を持てたことに感謝したい。

さて、兄弟の中での未婚はついに私だけになってしまった。
一抹の寂しさがある。
しかし、兄弟たちのおかげで私は義兄弟に恵まれている。兄弟たちの伴侶は、総じて私と私達の家族と仲良くしてくれる。私達の祖父(95歳)とゴルフに行ったりもしてくれる。親族の飲み会には積極的に参加してくれる。我が兄弟たちは人を見る目がある。
そして私は叔父叔母に大変可愛がってもらった。
末の妹夫婦も、子供については前向きに考えているらしい。
だから姪や甥には、私が叔父叔母からしてもらったことを少しでも返していきたい。
結婚はするつもりはもうないし、この歳で仕事を辞めて再度大学に行っちゃう、いつになれば収入が安定するかも分からないような人間だけれども、「実父・実母にはなかなか相談できないようなことを、気軽に話せる叔母」という立場になれたらいいなと思う。

妹、結婚おめでとう。
これからも2人で目一杯人生を楽しんでほしい。

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