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デミロマ三十路の婚活日記8

前回

すでに婚活からは手を引いたが、備忘録が残っていたので最後の投稿とする。
最後は1年半ほど連絡とりあい、とりあえず友達くらいにはなれたかなと思った人。
関東にいた時に関西にいた人とマッチングした。
なんだかんだ話が弾んだのと、メッセージも電話も感じが良かったこともあり、先方の関東出張の際に会った。写真よりやつれていたけれど、感じのいい人だった。
地元が近いこともあり、年末年始も会ったり、たまたま滞在場所が近い時にご飯に一緒に行ったり、月に2回ほどゲームしながら電話したりと、今までアプリで会った人の中で1番長く続いたんじゃないかな。1年半くらいか。
それも最近、私の地雷を踏み抜いて下さったのでフェードアウトしてしまった。
どんだけ心が狭いんだ私は。

彼は、私みたいな気難しい人間相手じゃなければすぐに結婚できるんじゃないかな。
フェードアウトしてごめんな。でもわざわざ「今の嫌だったよ」て伝えるような、いわゆるアサーションコミュニケーションを取るほどのメンタル的体力が私にはなかったんだ。

とりあえず、彼の素敵だと思った点を挙げいきたい。
○心のフットワークが軽いところ。
 「やってみたい」と思ったことはすぐやるところが素敵だと思った。
 私が勧めた作品も2週間後には大体見てくれていた。
 そういうフットワークの軽さはすごく見習いたいと思った。

○ガチのフットワークも軽いところ。
 「行ってみたい」と思った国にはとりあえず行ってきたらしい。
 本気でスゲェと思った。
 語学とか、お金とか心配になりませんでした?と聞いたら「なんとかなりますそんなもの」だって。カッケェ。私もそういうふうに生きたかった。今後の人生では参考にさせてもらう。

○いろんなものを食べてみるところ。
 これも一種フットワークの軽さというか、知らないもの・ことに気軽に手を出せる精神、いいと思った。私も知らない食べ物を食べるのめっちゃ好きだし。

○敬語を使ってくれるところ。
 まず初回で一人称が「私」だったところに感動したからマッチングした。会うまでは「私」、会ってからは「僕」、しばらくしてゲームする程度に仲良くなった頃に「俺」。
 この心の距離感は心地よかった。ありがたかった。


次に、あんまり書くべきではないんだろうけど、嫌だなと思ったところ。
以下は積極的に表に出すようなことでもないので有料化しようとも思ったのだが、もう最後だしそのまま公開してしまおうと思う。
「こういう事すると嫌われる可能性あるのか〜」って思いたい稀有な人は見てみてください。

○面白くもない下ネタを言うところ。
 下ネタにもなってない、シモ話。下品ですらない。下品に誤った方がいい。
 私は下ネタは好きなんだけど、それはネタに昇華できる下ネタが好きなだけ。
 「それ、職場の女の子とかに言ったらセクハラで嫌われますよ〜」って何度言ったことか。

○面白くないといった作品を何度も勧めてくるところ。
 彼はB級ホラーみたいなやつが好きみたいだが、彼の「とりあえず試してみる」精神を真似して観てみた私が「あんまり好きじゃなかったな〜」と言っても何度も進めてきた。深いんですよ、って言って。
 ちょっと並行世界があるとか、ループモノとかで「深い作品」っていう人が苦手なんだけど、モロにソレだった。深くねえって、ループする理由はなんや。並行世界を行き来できる理由はなんや。並行世界が生まれるトリガーはなんや。せめてそれくらい語れろ。

○カラオケで一緒に歌い出すこと。
 びっくりした。一緒に盛り上がる系でもない曲を結構な大きい声で一緒に歌ってくる。しかも下手。私の周りにはカラオケ上手い人しかいないから、音外しまくる人に初めて会ったかもしれん。別にそれはいい。その下手さで一緒に歌い出すな。
 上手い人は大体人の曲はちゃんと聞くし、盛り上がる系なら一緒に歌ったり、デュエット曲なら勝手にハモってくれる。文化の違いなのかな、びっくりした。
 あと、座ってる位置を徐々に近づけてくる人がなんか本当苦手なんだって気づいた。

○体調不良をイジること。

 実はこれが決定打。一度、前の記事で書いているのは彼のことだ。
 仲がどれだけ良くても、体調不良をイジるのは生理的に合わない。嫌悪感を感じるのだ。もちろん彼にとっては悪気はないし気を楽に持ってという意味があったとしても、私には合わない感覚だった。

1年半、友達ごっこに付き合ってくれてありがとうな、楽しかったよ。
さて、これにて私の婚活日記は幕が降りる。


婚活における成果は得られなかったが、ニート期間と受験前に婚活をして良かったと思う。
自分がニートしてると(もしくは受験を控えてること)を伝えると必ずお相手は「今後どうしていきたいとかあるの?」やら「どうしてソレを目指そうと思ったの?」と聞いてくれる。
何度も話していくうちに、自分の考えが明確になってきて受験する覚悟ができたし、面接対策も完璧に出来た。自分の思考を明確にするためには、やっぱり何度も言葉にすることが大切だと実感した。

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