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ニュートンの運動法則

ニュートンの運動3法則とは?

1 慣性の法則
2 運動方程式
3 作用・反作用の法則

です。これについての詳細は、今回は省略するとして・・・

有名なのは「リンゴが落ちるのを見て、万有引力の法則を発見した」というエピソードです。これは、ほんとにすごいエピソードだと思います。

地球上では「落ちる」という現象は、当たり前のことのように思いますが、宇宙全体で見れば、実はとても不思議な現象です。

「落ちる」とは?

地球上における「落ちる」とは、地球の重力により、地球と物とが引き寄せられる現象です。(「引力」と「重力」とは、微妙に違うらしい。「重力」は「引力」の他に「遠心力」も加味されている?らしい。)

宇宙飛行士の向井千秋さんが宇宙から地球に帰還した時に、ものが落ちることに慣れなくて、いろいろなものを落としては不思議そうに見てしまうことがしばらく続いた・・・というエピソードが面白くて、たしかに宇宙から見たら「落ちる」というのは、変わった現象なのだと思いました。

月の重力

月は地球の重力の6分の1しかないので、地球と比べると、物が落ちるスピードもゆっくりです。物にかかる力も異なり、地球上で60kgの体重の人が月に行くと、体重計が10kgを示すそうです。

地球上で50cmの高さをジャンプできる人が月でジャンプすると、約6倍の3メートルの高さまでジャンプできるらしいです。

なので、月からロケットを打ち上げると、地球上と比べて6分の1のエネルギーで済むため、月を拠点として、例えば火星に向けてロケットを打ち上げる・・・という計画も、実際に進んでいるそうです。

で、SLIMのこと。

1月20日。JAXAの月探査機「SLIM」が、月面への軟着陸に「一応」成功しました。H3ロケットの失敗などがあったので、めちゃドキドキして、真夜中の会見をついつい見てしまいました。いつまでも会見が開始されないのと、出てきたかと思ったらJAXAの方が暗い表情だったのとで、「またダメだったのか・・・」と心配したのですが、軟着陸自体は成功したとのことで、ホっとしました。(太陽光電池が作動していないらしいですが、再稼働の可能性も無いわけではないらしいので、祈るところです)

今回は「降りたい場所に降りる」という挑戦なのだそうです。今までは「降りたい場所」の半径数キロメートルのところに着陸していたのが、今回は半径100メートルにまで狭められているとのこと。これが成功したのかどうかは、データの解析を待たねばなりませんが、もし成功していたとすると、今後さまざまな重力の星に降り立つ時の、大きな大きな「前例」となるはずです。結果が楽しみなところです。

SLIMから分離された、2つの月面ローバー 

LEV-1, LEV-2の、2つの月面探査ローバー も、無事に分離されているとのこと。

LEV-1は、跳ねて動くローバー です。
地球上では1メートルしか移動できませんが、重力が6分の1の月面では、6メートルもの距離を移動できるらしいです。

LEV-2は「SORA-Q」という愛称もついている、タカラトミーとの共同開発の可愛らしいローバー で、2つの車輪で月面を動きます。カメラが搭載されています。

この2つのローバー は正常に作動しているらしく、SORA-Qが見た月面の様子を見るのが楽しみです。



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