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…BBBASEに会いに来た。

成田線の布佐駅に到着したのは14時台でした。
お目当てのBBBASEが来るまでは1時間程あります。だいたい 駅前にはコンビニとかあるだろうから、ホームでおやつでも食べながら待ってるか…
と 早い到着にのんびり構えていたのですが…


何もない‼️

どーん!


駅前は住宅の他、何もない。

少し先にコンビニがあったので歩くことにしました。子鉄の歩行能力は3歳児並みなので、駅から見える範囲ではない場所に行くのは一苦労です。

コンビニには 数台ロードバイクが停まっており、この辺りがサイクリングスポットであることがわかります。目の前にはのどかな景色。少し先に行くと手賀川に出るようです。

BBBASEの布佐駅停車の意図はロードバイクをここまで運びますので手賀沼でのサイクリングを楽しんで下さい!という地域挙げてのイベントのようでした。

コンビニでおやつを買って再びホームに入ります。本当に何もない、がらーんとしたホームですが、なぜか駅舎もホームも余裕のある作りになっていまして、けっこう立派です。

後にしらべたところ、成田線の沿線は行商の方々の出発駅だということが判明しました。布佐駅も例外ではなく、40年くらい前までは布佐駅も行商で野菜などを売りに行く 行商人さんが多くいたようでした。大きな荷物を持った人たちが行き交うために駅舎やホームが広めに作られていたのかも知れません。

右隅の朽ちた金属製の傘立てのようなものが、
大変素晴らしい昭和遺産でした。

行商人用荷物台という、行商人さんが荷物を乗せた台がまだ残っているとあり、慌てて写真を見直すと、
隅っこに 写ってました。右隅の傘立てみたいな台が行商人用荷物台だそうです。思いがけない昭和遺産ですね。もっとちゃんと調べて行ったらこの駅の見方も変わったかもしれませんね。予習 大事‼️

行商人さんは学生時代に何度か見かけたことがあるんです。始発とか、朝早い電車で、大きな荷物を背負ったおばあちゃん。今はもうあまり見かけないのではないでしょうか。小さな体で本当にタンスのような大きな荷物を背負っていました。調べてみると、タンスではなく カゴに布をかけたものだったようですけど、総重量は30キロほどになるとありましたから、驚きです。毎日毎日、そんな大荷物を背負って 我孫子から 都内まで行くのですから。

しばらくいたら、「我孫子方面に回送電車が来る」旨のアナウンスが。子鉄の鉄則。
「回送電車は見逃すな‼️」

回送電車というのは、人の乗れない電車ゆえ、貨物、調整のためのレア車両、試運転列車など 
普段見られない電車を見られる頻度が格段にアップ⤴️するそうです。

そして子鉄曰く「BBBASEがくるんじゃない?まず我孫子にBBBASEを送って、そこから成田方面に向きを変えて、あっちのホームにBBBASEをとめて、みんなを乗せて、成田の方に行って東京方面の線路に乗せるんだよ。」
こんなには理路整然とは話せていませんが、このようなことを一生懸命伝えてきました。

子鉄は普段はとても恥ずかしがり屋です。発表ではモジモジとしていて、声は小さいし、学校での出来事を尋ねると「忘れた」「わかんない」となかなか教えてくれません。しかし、電車のこととなると一変。図鑑やYouTubeで得た知識を惜しみなく発揮しますし、とてもよくしゃべります。

そして、子鉄の予想通り回送電車は BBBASEでした。成田方面のホームに停まるために我孫子で向きを変えて来るのですね。あっという間に去って行ってしまったBBBASEですがまた戻ってきてくれるはずなので 問題なし。

気づくとホームにちらほら人の姿が見られるようになりました。自転車の人ではありません。
同じようにBBBASEが働く姿を見にきた方々です。到着時刻が迫ります。駅員さんたちもホームに出て到着を待ちます。

そして とうとう 臨時列車のアナウンスがされました。いよいよです。

いよいよ入線
眩しい!けど 光が似合う!

真っ白な車体が眩しく、最初に出た言葉は
「かっこいい!」でした。かわいいチーバくんのヘッドマーク付きです。

まぶし!くて かっこいいのか、
かっこいい!くて まぶしいのか

電車では珍しいモノトーンのデザイン。とても
スタイリッシュです。そして、おやすみしている姿より、働いている姿は 何倍も かっこいい!

めちゃくちゃ喜んでます
座席も特別仕様のようですね
テーブルが広くてゆったりしています。
ドアが開いた!
自転車を乗せるとこんな感じなんですねー。
日本の電車じゃないみたい!

何もかも、特別感満載です。乗っている人たち羨ましい。子鉄も夢中で写真を撮っています。ロードバイクを乗せたところを見ることができましたが、オシャレ感とスタイリッシュさで日本の電車じゃないみたいですね。

地域のゆるキャラ大集合

先頭まで来ますと、地元のゆるキャラさん達が大集合して、写真撮影会が行われていました。誰が誰だか分からないので調べました。
先頭が印西市の「インザイ」くん。2番目が利根町の「とねりん」さん。3番目我孫子市手賀沼在住の「うなきち」さん。最後尾 柏市のこちらも手賀沼在住「かしわに」くん。手賀沼を共有する市町村のキャラかな。そして、ヘッドマークのチーバくん。
楽しい写真が撮れました。

駅員さんと、ゆるキャラと、鉄オタさんたちに見送られて、BBBASEは去って行きました。

あっという間でしたが、強烈なインパクトがあり、満足度の高い鉄道鑑賞でした。
ドアが開けられ、自転車の乗った姿を見られたので来た甲斐がありました。

ちなみに、自転車の方達はどのように駅のホームに入るのかと言いますと…

ホームに大きな扉がありまして、そこから乗っていました。イベントの関係者の方が退場していくのがわかりますでしょうか?扉の外はスロープになっています。ゆるキャラさん達もそこから出入りしていました。ここが臨時で開いて自転車と一緒にホームに入場していたのですね。

どうやら「かしわに」くんは前が見えないようで、係の方に手を引かれながら 帰って行きます。

今回も楽しい鉄道旅ができました。特に成田空港に関しては もっと早くに行っておくべき場所でしたね。電車の種類も多いので行き帰りにルートを変えて楽しめますし、空港内の設備は非常に使いやすいです。バリアフリーで動きやすく、小さなお子さんと行っても快適です。何より飽きません。

また、今回のBBBASEのように事前に運行情報を仕入れて観にいくのも 楽しかったですね。
ワクワクが止まらない旅になりました😊


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