続 海芝浦駅からの鶴見線探訪
海が近いとか、海が見えるとかではない。海に駅があります。
ホーム側は海です。本当に海岸とかもなく 海にいきなりホームがあります。遠くに見える橋や工場群の眺めは、船に乗って景色を眺めているような感覚です。
なので、ホームの柵から身を乗り出して写真を撮っていてうっかり手を滑らせてしまった場合、カメラやスマホは途端に海ポチャです。
子鉄が写真を撮るたびにヒヤヒヤしっぱなしでした…子供が撮影する場合はカメラやスマホは紐をつけていきましょう。
10回くらい子鉄に言いましたね
「柵から一歩離れて写真撮ってね」と…
ホームの反対側は改札を出入り口にしている東芝の関連会社です。海芝浦駅について調べた時に見たのですが、この 会社側をメインにしての撮影禁止だそうです。珍しい駅なので、ルール違反する人もいるのでしょうね。
改札は事前情報のとおり、会社関連の者に限られています。では、一般の人たちはホームから出ないのだから、料金はどうするの?となるのります。
ホームの端に簡易改札機があるので、それを使って精算します。
改札からは出られませんが、ホームの先の「海芝公園」という公園が利用できます。ベンチと遊歩道のみの小さな公園があり、ちらりと見ただけでも良く整備されていました。トイレと自販機があり、ホームからは降りられませんが暑い季節でなければある程度長い時間楽しめそうです。
調べたところ、駅に隣接する東芝が整備してくれているそうです。
電車は1時間に1本ですが、海芝浦駅は終点なので15〜20分停車します。その間に写真撮影などして過ごし、来た電車で帰ることにしました。猛暑の中の子鉄とホームで過ごすには 名残惜しいくらいでちょうど良かったです。
季節が良ければ次の電車まで1時間、公園で一息つきながら 待つ人も多いと思われます。
子鉄からはもう一つ鶴見線内の駅をリクエストされていました。南武線との乗り換え駅、
「浜川崎駅」です。浜川崎駅には海芝浦駅とは別の支線に乗ります。
鶴見線は首都圏にありながら、電車の本数が劇的に少ないです。乗り換え駅で1時間近く時間があきます。車両基地や貨物駅があり、貨物車両も頻繁に通るので電車ウォッチングも良いのですが、今回は避暑のため一度 唯一栄えていると言えそうな鶴見駅に戻り、浜川崎に向けて再出発です。
子鉄の浜川崎駅推しポイントは、南武線との乗り換えだそう。
浜川崎駅は小さな駅です。ホームもとても狭く、うっかりすると落ちそうです。ホームの階段を登ったところに簡易改札機があり、改札らしい改札もなく、乗り換え案内の古い看板があるのみでした。看板に従いホームから出る階段を降りると、道路に出まして、その後向いにJR南武線浜川崎駅がありました。
ホームに立つと貨物のレールが広がる景色が見え、遠くに貨物列車が見えました。人が入れ替わり来てはカメラを構えています。調べたところ、貨物の駅があったようですね。
ホームには2両編成の電車が停まっていました。子鉄によるとこの支線でしか運転していない205系の南武線だそうです。
「これも見たかったんだよねー」と嬉しそうです。
黄色、オレンジ、茶色の3色ではなく、緑と黄色のボディーカラー。側面は海沿いイメージのイラスト入りの可愛いらしい車両でした。
この電車に乗り、尻手駅まで行き旅の終点とすることにしました。
今回は海の日とのことで 鶴見線、海芝浦駅メインの旅をしました。工業地帯を走る鶴見線内は全駅が無人駅です。人の気配もまばらで、首都圏にありながら、都市部を走る電車とは一味違った 電車旅を味わうことができました。
総括しますと、
まず、鉄道が好き❤️じゃないとキツいので、親子ともどもある程度鉄道ファンじゃないと、ただのお付き添いはキツいです。
あと、今回のように猛暑であったり、逆に寒い季節であったりという時は無理のないようにいきたいですね。補給は鶴見駅で十分にできます。
海芝浦駅は秘境駅としては、行きやすい駅ですが、電車の本数、設備、施設が限られますので、他の駅も周りたい時はよく調べて行かなければなりませんね。電車だけでなく、駅も昭和の雰囲気がそのまま残った「国道駅」など見所はあるようです。
がっつり鉄道まみれ、線路と駅と電車しかない世界なのでとても楽しかったと。鉄道ファンとしてのステージを1段階上げてくれる 鶴見線。
とても楽しかったです。
海芝浦駅、鶴見線探訪でした。
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