ゴールデン寿司ウィーク

弟さんのライブに行かれたとのこと、素敵な休日で憧れます。
私には弟がいないため想像ですが、弟の人生というものは米粒ほどのサイズからスタートし、20数年経つ頃には大体2m手前くらいの大きさに育つのでしょう。雨の日も風の日も嵐の日も悔しくて涙を流したあの夜も、毎日毎晩心のシンバルを叩き続け、このゴールデンウィークのライブに備えて頑張ってきたのでしょうね。泣けます。
弟さんとは過去にオンラインゲームで2度ほどご一緒しただけの仲ですが、胎児期からの著しい成長を想像して大変感慨深くなりました。恐らく有事の際にはお世話になるかと思いますので、弟さんによろしくお伝えください。

さて、私のゴールデンウィークですが、
9日中4回お寿司を食べました。

おかしいなと思っていたんです。

月に一度食べるか食べないかだったはずの寿司、
どういうわけか4月に入ってからは週一で食べておりました。

迫り来る寿司の存在は私の生活を徐々に蝕んでいき
ついには3日連続で寿司、
2日空けてもう一度寿司、
昼は寿司を食べ夜は刺身を食べる日もある、
2日連続でピザも食らう、
贅沢で身の程知らずの豚となってしまったのです。

そんなある日、妊娠中の友人夫婦から暫く寿司を食べられない…という話を聞きました。
ひょっとすると私は彼らの分も寿司を食べているのかもしれません。
寿司を食べられない人が増えれば、
寿司を食べる人が増える。
そうやって世界は均衡を保っているようです。

そう、連休中に友人夫婦から妊娠の話を聞きました。

同級生にもそれなりに子がいたりするらしいのですが、仲が良い人に子持ちがいなかったため、なんだかすごく動揺しました。
「30歳って本当に親になる年齢?若くない?だってまだ道の駅で子供向けの遊具に兄妹で乗っちゃうくらい(※1)、寿司もわさび抜きじゃないと食べられないくらい、精神的には子供なのに…」と思うも、
肉体的にはめちゃくちゃ出産適齢期の大人なせいで
親戚の集まりで子を急かす人物が複数登場し、子宝饅頭を押し付けられたり、
テレビの大画面でさりげなく全然知らん赤子の動画を再生されたりするわけです。

※1
30過ぎて子供向けの遊具に
兄妹で乗っちゃう図
これは誰もいないデパートの屋上で
バイキンマンを乗り回した夜の図

そうして知らない家庭の知らない赤子が離乳食を口から溢すだけの動画を観ながら、
きっと2人の子供はおめめがぱっちりくりくりで可愛くなるね♡とお世辞を言ってくれる優しい義母に、
いや私も元は一重瞼なので地味な目元になると思いますよと、
「お宅の息子さんの目元も地味」を遠回しに言ってしまい、後悔しています。そんなことないのに。
ぱっちりした二重瞼を良しとする美的感覚が憎い世の中ですね。

そんなこんなで親類からはゴリゴリに期待されていますが、
私には母性がない上に
今まで自分勝手に生きてきたこともあり、
子供がいて楽しい暮らしを全く想像できません。

では子を持たない人生にするか、というと
7年前手相占いの師に
「そのうち子供が産まれてあなたの母親がすごく喜ぶ」
という手相から予想できなさそうな母親の反応まで教えてもらっちゃったし、
私の手相に浮かび上がったであろう母の生霊を思うと、
心配事が多過ぎるけど
まあ持ってもいいのかなとも思います。

なので少しでも前向きに考えようと思い、子が産まれたらしたい楽しそうなことをメモしておきます。

①ディズニープラスに加入してフィニアスとファーブを見せながら育児
(けど子が変な人間になりそうだからやめなさいと夫に言われた。天下のディズニーを信じよ…)
②子にファミリアとかの可愛い服を着せる
(けど絶対に汚れるからもったいない)
③子の結婚式で感極まって泣く
(けどそれまでの数十年がつらそう。それに子が結婚するかはわからないし)
〜終わり〜

楽しそうなこともっとほしいです。アイデアください。よろしくお願いします。


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