それだけ伝説級の人

 なにをやっているんだか(呆)。
どこかから指令が下ったのだとしても、それを出す事での反作用の大きさをまだまだ知らない業界だったとは。
せめてこのヘッダーあるうちは辞めるべきだった、もしくはヘッダーを別のものに差し替えるかするべきだったよGQ JAPAN。

Twitter accountがまんま表記されてるのでリンクなしで。
(因みに現在はフォロー外しましたw)

事件はここから始まった。

(同上)

今回は自分が思ったことを貼ったり綴ったりのみで、記事のリンクは貼りません。カウント増やしたくないんで(スクショは貼る👈)。大人げなくてもいいんです。ここは私の家 ε-( ΦωΦ )フンッ
件の記事を読んだ方は脳内で反芻して頂き、未読の方には脳内で(ああ、そんな事を書いちゃったのか)と想像してお楽しみくださいw
(決して読むなとは申しておりませんのでご自由に)

私は鍵っこになるのが嫌いで、呟きも比較的オープンにしていたんですが…この処、呟くと意図しない方向へのリプが飛んできてさらにそのリプへのリプが連なるという大変不本意な事案が数回あったので、毒を呟く時は自分以外のリプが出来ない設定の配慮をするようになりました。
毒は毒でもそれ以上を言うつもりもそれ以上の意味もないのに、勝手に膨れ上がるそれらに辟易させられるという。

閑話休題。

上記を読めば誰の事を言ってるのかお判りでしょう。
自称「4回転の神」です。
今回は彼だったけど、まあ最近引退した後輩君とか、先輩とかも同様に、我らの推しを下げて自らを上げる記事はよく出ます。
大概、羽生君のWordをパクって推しを下げる不思議な現象。
いやそれ…羽生君の事だし。羽生君以外にいないんだけど⁉ アンダスターン?? みたいな。

GQの記者がインタビューをした今回の記事。
事実は事実として記すのは全く無問題です。4Aを導入した演技で世選で優勝したのは事実だし、一応世界一だしそれはいいんですよ。
インタビュアーが問う内容に、わざわざ羽生君が口にしたWordを用いる違和感をどうにかしてほしかった。

〈フィギュアスケート選手はアスリートでありながらアーティスト〉だと言ってそれを問うとは。いつからそうなったんです? 競技フィギュアスケートが!
羽生君がプロ転向してから自身の事を語る際に初めて用いたものでしょう。
米選手がそれに対してまたほいほい調子に乗ってるのがなんともはや…。
米選手が語る事は正しい事もあります。その通りだと。
米選手はいつまでの事を言ってるのか、具体的な事は口にしていないのでわかりませんが〈ずっとトップに居続ける事〉だそうです。これも言外に羽生君を意識してるのが伺えますね。羽生君は10年の長きにわたりトップで居続けた人ですから。しかも五輪二連覇という正真正銘、お墨付きの‼
たかが年イチの世選で1度優勝したから「世界一」だとおだってる *⁾人とは訳が違う。
羽生君を言外に越えたいと思ってるのでしょうから是非どうぞ!
五輪三連覇を果たしてくださいな19歳の世界一様!

彼の発言を読んで苛々するのは、羽生君を意識しているくせに、さも自分の中から出て来た思いの様に語るのが障るんだろうなあ。
まだまだ19歳の若造といってしまえばそれまでですけど。そんな若造の発言如きにキーキー言ってんじゃないよ、良い大人が! とも思ってますけど。

記者の米選手をどんな人間かって語る所が…もう卓袱台ぶん投げていいですか。

〈謙虚で少しシャイ〉
ど こ が だ よ ‼

自称「4回転の神」なんてシャイで謙虚な人は口が裂けても言いません。寧ろ増長した成り上がり…イヤモウヤメトケ
インスタで炎上させた事を私は憶えているんやで。有った事は無かった事にはならんからそのつもりで。

インタ終盤〈努力してもなかなか成果が出ない若い人へのアドバイス〉(意訳)を求められた言葉もね……はあ。
オリジナルでも何でもない、そこら辺でよく聞く耳障りのよい言葉の羅列でしかなかった。
簡単に言うと、圧倒的に〈人間〉としての厚みも幅も薄い。
羽生君が口にした中でも一番記憶に残ってるこの言葉の重たさと真実。

努力はウソをつく。でも、無駄にはならない。「努力の正解」を見つけることが大切〉**⁾
これは羽生君が22歳の時の言葉です。羽生君は決して頑張れば結果が必ず出る、とか努力すれば叶うとか、耳障りはいいけど無責任な言葉は発しません。
孤立無援の様な環境下にあったアマ時代終盤。どれだけ理不尽な点数をくだされたか。それによってどれだけ報われない努力をし続けたのか。どれだけ懸命に演技で訴えて来たのか。
恣意的な思いで思うままに点数を上下する腐れジャッジ達に、それらの努力は一つとして響く事はありませんでした…。

神頼みじゃないですけどね、正しく努力をして、正しくいろんな力を遣って、貪欲に努力していれば、なんか報われる瞬間が、いつか奇跡だったとしても来るんじゃないかなって思っていて。それを待ちながら、苦しみもがき続けたいなって思ってます〉***⁾
2019年12月の全日本で2位になった(私からすれば “された”なのですが)時のこの言葉も、今読んでも涙と共に怒りが沸くくらいにはまだまだ私の中ではあの結果は過去の事として消化する事が出来ていません。

米選手は確かに視て覚えるタイプだと思います。羽生君もそのタイプでしたよね。身体の柔軟性もあるし、羽生君の挑んだ美しい4Aを視て自身でも練習していたそれに応用をして跳びきれたのが実際の処でしょう。
(けど私には米選手のそれは決して美しくも魅力もない唯の四回転半のジャンプに過ぎません)
4Aが凄いんじゃない。羽生君はジャンプを演技の中にそれこそ表現の一部として組み込んでいる。だからその高く美しく幅のある4Aを組み込んだその演技を観たいのであって、単発の4Aが見たいんじゃない(や、羽生君のそれなら見たいけどねw だってそれだけで芸術だから)。
米選手には(口先ではどれだけできていると威勢よく言ったとしても)それは一切ない。youtubeでもググって見てみて下さい。彼の演技を。音を消し、超スロー再生で(音消しだけでもいい)。退屈この上ない、氷上で「なんかやってる」としか感じないものに過ぎません。少なくとも私には。
そこを履き違えてるのが浅はかなんだよ君は。

4Aを跳べたらスーパーヒーローになれるんじゃない。羽生結弦が跳ぶ4Aだから人々はそれを〈特別なもの〉として認識し、期待を込め完成を静かに待っているのだ。その証拠に世選で4Aを跳んだいま、君はスーパーヒーローになっているかい?

競技スケートはどんどん繋ぎを削ぎ落し、ジャンプを減らし、そのうちまた演技時間も短縮しなんて案も出たりなんだりしているようなので、より一層見る価値のないものとなっていきそうです。
現在の退屈な競技スケートの人気をまた高めるためにトップに君臨し続けるというならそれはそれで宜しいでしょう。
でもあの恣意的に点数を捏ね繰るジャッジが蔓延っている間は、自分達に都合の良い選手をトップに押し上げようと圧力をかける毎に、スポーツではなく試合形式の興行であると表明しているようなものなので、スケートは見向きもされないままになると思っています。
米選手がスター選手かといえばNOだと思います。
彼一人がトップとして君臨しても人気は戻らない。
何故って。彼にはその座に相応しい人間性がありませんから。

〈羽生結弦〉という名前を持った世界一のスケーターと同じ様な人物は、二度とこの世に生まれ落ちる事はないと私は確信しています。
タイトルは〈伝説級〉としましたが、羽生君はもう既に〈伝説〉。彼の前にも彼の後にも現われない、唯一無二のフィギュアスケーターです。


*⁾ おだってる(おだつ)
東北や北海道の方言。図に乗る、ふざける、騒ぐ、などを指す。
**⁾『羽生結弦の言葉 2010-2020』(宝島社)P242
***⁾ 同上書籍P245