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テラフォーミングマーズのインスト【自分用】

※この記事は以下の条件を前提にしています。
・基本セット+企業時代のカードを含む
・ドラフトルールを採用

 舞台は火星。政府は新天地を求めて火星の地球化(テラフォーミング)に力を入れていくことになります。
プレイヤーは火星開発に名乗りを上げた企業となり研究開発競争の世界に飛び込んでいきます。

 目標は火星開発においてどの企業よりも貢献し名声を上げること。すなわち勝利点(以下VP)を稼ぐことです。
 ゲームの終了条件は3つのグローバルパラメーター(以下GP)を満たすこと、すなわち酸素濃度14%、気温8℃、海洋面積9%(海洋タイル9枚の配置)を達成することです。GPを1上昇させるとテラフォーミングレート(以下TR)も1上昇します。TRは最終得点計算時にそのままVPとなるので、効率よく上げていくことが重要です。

 それではボードを広げてゲームの準備をしましょう。たぶん↑の説明をする前に広げておいた方がいいかもしれませんね。

 火星の周辺にあるトラックが勝利点トラックです。TRを示すことも兼ねています。プレイヤーはそれぞれのマーカーを20の箇所に置きます。つまり初期TRは20です。

 ボード上の気温、酸素濃度を示すトラックの最低値、それから勝利点トラックの1の箇所に白いマーカーを置きましょう。勝利点トラックに置いたマーカーは世代を示しています。

 次に個人ボードを受け取りましょう。このボードはそれぞれのプレイヤーが持っている資源を示しています。左上から資金「メガクレジット(以下mc)」、建材、チタン、植物、電力、温熱を示しています。
 お財布のようなもので、上のスペースが今持っている現金、下の数字が示されたスペースが産出量(収入)を示します。後述する産出フェーズでこのボードに沿って資源を産出します。
(※様々なプロジェクトカードを駆使して産出量を効率よく上げておくことが重要です。)
 初期値は0なので自分の色のキューブを0の箇所に配置しておきます。

 次はプレイヤーごとの特色を決める企業カードを2枚受け取ります。どちらかを選択したら公開して、カードに示された初期資源を受け取ります。

 次にプロジェクトカードを10枚受け取り、カードのドラフトを行います。10枚のうちから1枚を「キープ(まだプロジェクトを手に入れたわけではありません)」し、左隣のプレイヤーに残りを渡します。これを繰り返して10枚キープし終えたら、10枚のうち任意の0〜10枚を選び、1枚あたり3mcで購入するかどうかを決めます。初期資源からmcを支払い購入します。(※プロジェクトは購入しただけでは効力を発揮しません。カードに示された条件を満たし、左上に示されたコストを支払い、プロジェクトを「実行」する必要があります!)

ここまで来たら準備は完了です!

 このゲームは以下の4つのフェーズを1世代(ラウンド)とし、GPを満たすまで繰り返していきます。

1.手番順フェーズ(1ラウンド目では省略)
 スタートプレイヤーマーカーを左隣の人に渡し、世代マーカーを1つ進める。

2.研究開発フェーズ(1ラウンド目では省略)
 手札の補充です。山札から4枚ずつ補充しそのうち0〜4枚を購入します。1枚につき3メガクレジット(以下mc)。

3.アクションフェーズ
 手番順にそれぞれ任意で1〜2回のアクションを行っていきます。1回もアクションを行わずにパスをするとその世代ではアクションを行うことができません(逆に1回でも行えばスキップして様子見、といったことができます)。
 全員がパスしたらアクションフェーズは終了です。アクションフェーズで何ができるかは後述します。

4.産出フェーズ
 それぞれの個人ボードに示された産出量に沿って資源や資金が産出されます。(※電力は貯めておくことができず、温熱に変換されるので最初に行うこと!)

 以上の4フェーズを繰り返し、GPを満たした世代を最後までやり切ったら(全員がパスしたら)最終得点計算へと移り、火星開発の勝者が決まります。

 アクションフェーズについて説明します。アクションフェーズでは以下の7つのアクションから任意のものを選んで実行します。1回でも2回でも問題ありません。2回同じアクションを行うことも可能です。

1.プロジェクトカードの実行
2.標準プロジェクトの実行
3.青いプロジェクトカードの「アクション」の実行
4.植物資源8個を使用し緑地化を行う
5.発熱資源8個を使用し気温を1段階上昇させる
6.称号の獲得
7.褒章の設立

1.プロジェクトカードの実行
 手札にあるプロジェクトカードを左上に示されたコストを支払って使用し、産出量を上げたり、GPを上昇させたりといった効力を発揮させます。右下に書いてある数字はVPであり、最終得点計算時に加算します。

 カードは青・緑・赤の3種に分類されています。
青:即時or永久的な効果の他にアクションとして使用できる永続カード。効果やアクションが見えるように重ねて場に出していきます。
緑:即時的な効果を発揮するカード。効果を処理した後はタグ(後述します)が見えるように重ねて場に出していきます。
赤:即時的な効果を発揮するカードですが、効果を処理した後は裏返して手元に置いておきます。

 また、カードは左上に示された条件を満たしていないと使用することはできません。
 条件は2種類あります。
①GPに関するもの
 最低〇〇℃や最大酸素濃度〇〇%といった条件
②カードのタグに関するもの
 カードには右上にタグというものが最大3つまで記載されています。このタグが書かれたカードを手元に必要な数だけプレイしていないとタグに関する条件付きのカードを使用することができません。

2.標準プロジェクトの実行
 コストさえ支払えばいつでも実行することができます。標準プロジェクトは以下の6種類です。

①パテントの売却(0mc)
 手札から任意の枚数のカードを捨て札にし、1枚ごとに1mcに換金します。
②発電所の設置(11mc)
 電力産出を1上昇させます。
③小惑星の誘引(14mc)
 気温を1段階上昇させます。
④帯水層の解放(18mc)
 海洋タイルを1枚、任意の海洋予定地に配置します。
⑤緑地化(23mc)
 緑地タイルを1枚、配置可能な任意の場所に配置します。これにより酸素濃度が1段階上昇します。緑地タイルは最終得点計算時、1枚につき1点となります。
(※緑地タイルは自分のタイルに隣接するように配置する必要があります。条件を満たせない場合は任意の場所に配置可能です。)
⑥都市化(25mc)
 都市タイルを1枚、配置可能な任意の場所に配置し、mc産出を1上昇させます。都市タイルは最終得点計算時、都市の周りに配置された緑地1枚につき1点(最大6点)となります。
(※都市タイルは他の都市タイルに隣接させておくことはできません。条件を満たせない場合は配置そのものができません。)

3.青いプロジェクトカードのアクションの実行
 青いプロジェクトカードには「アクション」と記載されているものがあり、1世代に1回実行することができます。

4,5はそのままの意味なので省略。

6.称号の獲得
 特定の条件を満たしている場合、8mcを支払うことで称号を獲得できます。獲得した場合、最終得点計算時に称号1つにつき5勝利点(以下VP)を得ます。称号は先着3つまでで、以下の5種類があります。

①総督:都市タイル3枚配置
②建設王:建設タグ8枚使用
③緑化匠:緑地タイル3枚配置
④造星者:TR35以上
⑤創案主:手札16枚以上

7.褒章の設立
 先着3つまで、順に8,14,20mcを支払って褒章を設立することができます。称号に似ていますが、褒章は最終得点計算時に設立された褒章についてそれぞれのプレイヤーを比較し、主席だったプレイヤーに5VP、次席だったプレイヤーに2VPが加算されます。設立したからといって必ず得点になるわけではない点に注意してください。褒章は以下の5種類です。

①開拓王:配置タイルの枚数(海洋を除く)
②銀行王:mc産出
③科学王:科学タグの枚数(赤カードを除く)
④鉱山王?:建材とチタンの資源数
⑤温熱王:発熱資源数

 以上がアクションフェーズ時に実行できる7種類のアクションです。全員がパスをするまで続け、パスし終えたら産出フェーズに移行します。

 産出フェーズは、個人ボード上に示された産出量に応じて資源を獲得します。ただし、以下の2点に注意してください。

①電力資源は持ち越しができない。全て発熱へと変換されます。
②mc産出は「mc産出量+TR」になります。そのためmc産出量がマイナスであってもTRが20以上あるはずなので赤字になることはないでしょう。

 産出フェーズを終えたら、手番順フェーズ→研究開発フェーズ→アクションフェーズ…とGPが全て満たされるまで繰り返していきます。全て満たされた状態で全員がパスしたらいよいよ最終得点計算に移ります。

 最終得点計算では以下の 種類の得点を合計して求めます。

①TRによる得点
②称号による得点
③褒章による得点
④緑地タイルによる得点(緑地1枚につき1点)
⑤都市タイルによる得点(都市の周りに配置された緑地タイル1枚につき1点、つまり都市タイル1枚につき最大6点)
⑥カードによる得点

 以上を合計し、最も得点の高いプレイヤーが火星開拓の勝利者となります!!

 …いかがだったでしょうか。ルールミスやわかりにくい点があればご指摘ください。説明用のメモとしてスマホでパパッと作成したものなので見辛い点や表記ゆれは勘弁してください。その内画像を入れたり整えたりして行く予定です。

 以上!皆様良いテラフォーミングライフを。

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