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三月記 3/10

令和 6 / 3 / 10 (日)
天気 曇り  気温 -1~5 ℃

 体感温度は、-3℃でした。
外は、うっすらと雪が積もり、静かな朝です。
 昨日、某テレビのコメンテーター達が、日本と世界の就業時間についての比較をしていました。
 以外な事に、日本の就業時間は、多い順番から数えて世界で30番目でした。アメリカよりも休日が多いのです。
 ところが、それは職種によると言っていました。
コメンテーターさんは、頭脳労働なので、ほとんど休み時間は無いと言っていました。
 常に仕事のアイデアを考えているそうです。でも、それは、好きでしている事で苦にならないそうです。
 例えば、研究者とか番組製作者とか教授などです。
 私は、noteに投稿している人達(私も含めて)もそうだよな。と、思いました。
 表現の世界では、休日はありません。常に何かを捜して、頭脳を巡らせています。
 時々、しんどくなって、放り投げたいと思う事もあります。

 そんな時、「東京都同情塔」で芥川賞に決まった九段理江さんのコメントを読みました。
 デビューすると、一緒に作品づくりをしてくれる編集者がつくそうです。
 ここからが、大事です。

 編集者は、
「小説だけでは食べていけないので、仕事は辞めないでください。」
 と、忠告するそうです。
それでも、九段理江さんは芥川賞を目標にしているので、早々に仕事を辞めたそうです。
 小説家としての覚悟があるのでした。それ程に大変な仕事なのです。
 慣れ親しんできた世界とは永遠に決別をしなければなりません。
 人間関係を断ち切り、元の世界へ戻るためのあらゆる逃げ場をなくしたそうです。
 24時間、眠っているあいだも絶えず、純文学のことだけを考えていたそうです。
 紡ぎ出す言葉のひとつひとつが、余すことなく芥川賞へとつながっているかどうかを、常に意識し続けるようです。

 芥川賞をとったからといって、いちど決別した世界へは二度と戻れません。その代わり、自分の手で自由に世界を作り変えることができるのだそうです。

 以上、概要するとこんな感じです。
産みの苦しみなのですね。
 作品が、産声を上げた時、彼女は至福を手に入れるのだと思います。
 母親のように、我が子を慈しむのです。
 彼女のメッセージは、この世界への愛だと思います。この悲惨な世界の現状を作り変えたいのです。未来の為に。

 私も「花埜ワールド」で、世界を変える野望をもっているのです。
 取締代表として、世界に愛を叫びたいのです。
 以上、梅こぶ茶の心意気などを勝手に話しました。

 因みに、隣の夫は最近、私にかまって欲しくて、文句を言います。
 だけど、全ての人間関係を断ち切り、「noteの芥川賞」に邁進していく所存です。
 って、「noteに芥川賞」ってあるの?
無いよね~。「note賞」も無いよね~。
 それで勝手に賞を作りました。
賞金などはありません。
 先月の功労者の花埜さんに、「頑張ったで賞」を贈りたいと思います。
 (彼女はまだバカンス中です。)
 
 ではでは、寒い日が続いています。風邪などひかないように、温かくしてお過ごし下さい。

─ 完 ─

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