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花すみれ日記 2/24

令和 6 / 2 / 24 (土曜日)
天気 曇時々雪  気温 1 ~ 3 ℃

 今日は、時々雪が降って、昼には溶けたのですが、夕方になると又、雪が微かに降って来ました。
 例の如く、パジャマのままでだらだらと過ごし、テレビを観ながら眠ってしまいました。
 パートナーは、録画した番組を殆ど観てしまって、私にリモコンを渡しました。けれども、私は眠くてテレビ処ではないのでした。
 彼は、日がな一日テレビを観て過ごし、疲れると言う事を忘れてしまっています。私は、平日は仕事でくたくたなのに、判っていません。
 リモコンを渡したのに、テレビを観ない私に「何故、テレビを観ない。折角、リモコンをやったのに」と、言うニュアンスで文句を言います。
 ここで、疲れているからと答えたら、逆上して怒り出すのは、長い生活の中で予見出来ています。ので、
「ごめん、眠ってしまった。」
と、答えました。案の定、彼は、勿体ないことをしたと思ったようです。
 何と言いましょうか、彼は私の行動も支配しょうとしているのです。
 それが、彼の思いやりであって、自分の視点からしか考えられないのです。どうして、私が平日働いて、尚且つ年寄りなのに、疲れるのは当たり前と思わないのか不思議です。
 何年も一緒に暮らして来ましたが、
彼については、「何故?どうして?分からない?」の繰り返しなのです。
 救われる事は、彼には何の悪気もなく、子供のように自分に素直な事です。今さら、判れと言った処で無理な話しなのです。
 さっきもおやつが無いけど、どうする?と、聞いてきます。
私は、「今日は行かない」と答えたら悲しい顔をして、「そうか。」と言いました。
 それで、可哀想に思い、おやつを沢山買って来ました。「一日一袋だからね。」と、念を押しました。
 こんな風に、彼は年老いて行くんだろうな。今が一番幸せなのかも知れない。お菓子を嬉しそうに食べて、大谷翔平の録画を何度も観て、私を疑う事もなく、これからも二人で生きて行くんだろうなと思うのです。
それでは、今日の一句です。

おねだりの菓子かふている冬の町

─ 林 花埜 ─
 

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