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2024/5/30 イソヒヨドリを知る
( 写真はイソヒヨドリです。 )
一月前から職場の近くに、カラスのような雉のような、今まで見たことも無い鳥が現れました。
最初は、雉鳩かなと思い込んでいたのですが、どうやら違うようです。
電線に止まっているところを二階の窓から見ていたら、目が合ってしまいました。
スマホで撮ろうと思うと逃げてしまうのです。
テレビのアンテナに止まったり、工場の屋根の上にいたりしていました。
ある時、出勤して工場の屋根にいる鳥を指差して、近くの従業員(お爺さん)に尋ねました。
「あれ、雉鳩かな?」
「違うな。」と、答えてくれました。
その様子を見ていた雉鳩擬。
すぐに飛んで見えなくなったのでした。
工場には、日本庭園があり、松やら躑躅やら石灯籠や大きな岩も置かれているのでした。
昼の仕事でそこを通ったら、なんと雉鳩擬が飛んで来て、岩の上に止まり私を待ち伏せしているのです。
彼(雉鳩擬)は、まるで私を知っているように現れるのです。何だか、からかわれているような気がしました。
それから時々、私の前に姿を現します。
そして、今朝、日本庭園の前に車を止めたら、なんと目の前の岩から彼が私を意識しているように、じっと見ているのです。
羽の色もハッキリ見ることが出来ました。何より胸の回りが赤茶色で、それ以外は瑠璃色に光って見えるのです。
すぐ近くなので、そっとスマホで撮ろうと思ったら逃げてしまいました。
早速、Googleで検索。
なんと居ました。同じ鳥がいたのです。胸の辺りが赤く青い鳥がいました。
名前は、イソヒヨドリでした。胸が赤いのはオスだそうです。メスは茶色でした。
私が見たイソヒヨドリは、青い部分が写真よりもっと黒に近く緑色と紫色と青色が混ざったような色でした。個体によって違うのでしょうか、瑠璃色のように綺麗な色でした。
彼はオスのイソヒヨドリだったのです。私をからかって楽しんでいたのでしょうか?
私はすっかり恋煩いみたいです。
どうして彼は、私の前に現れるのでしょう?
私の事が好きなのかしら?
何とも不思議なシンパシーを感じてしまうのでした。
陽炎いて磯ヒヨドリの赤い糸
─ 林 花埜 ─
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