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冨樫義博展へ

開催が発表された時から気になっていた冨樫義博展に朝から行ってきました。正直感受性に自信がない自分は半分グッズ目当てで楽しみにしていたんですけど、結論として行ってよかったです。

初めて漫画の展示会に行くとあり、数日前からソワソワしたり、グッズの販売状況をこまめにチェックしたり、不安もありつつ浮かれていました。そして当日。人の多さにビビりながらも無事現場を楽しめました。

事前情報として読んでいた感想ルポ達では特に原画の書き込みの細かさや生原稿から伝わる迫力等がよく触れられていましたが、私は単純に思ったより大きな原稿+パネルの演出の組み合わせによる各漫画の世界観に浸れたことが楽しかったです。思い出の名シーンや名セリフ、見開きから伝わる緊張感、美麗でセンス溢れるカラー原稿。前評判通りメルエムとコムギのコーナーは引き込まれるものがありましたし、冨樫先生ならではの個性的な生物コーナーも好みでした。もちろん書き込みの細かさやえぐい程の画力、ホワイトの跡等、生原稿だからこそ伝わる良さもたくさんありました。そして構成として最後に他の漫画家さんやクリエイターさんからのメッセージ&セレクトされたカットの展示があったのも良かったです。子供の頃に邪王炎殺黒龍波を練習したり水見式に挑戦したりと共感できるエピソードがあったり、漫画家としての唯一無二な存在感を讃える声に頷いたり、冨樫先生の作品と出会えた喜びを言語化してもらえた様な感覚は心地良いものでした。

そして何より楽しみにしていたグッズ販売。思う存分散財できて後悔はないです。お正月休みにパズルを組み立てるのが今から楽しみです。

二千円と決して安くはないチケット代でしたが、漫画ともアニメともまた違う没入感を体験できたので見て損はないと思いました。幽白レベルEハンターの3作品を読んだ人はぜひ。

以上、冨樫義博展の感想でした。ありがとうございました。


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