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将棋俱楽部24 自戦記4.5

 睡眠欲。だが、1日1局将棋倶楽部24で指すと決めてしまったからにはやらねば仕方ないと思い、この記事を書く事にしている。
 この記事の投稿日は2024年7月2日になっているが、指した日は2024年7月1日の内容である。……つまり、出来たてほやほやの将棋と頭脳で反省をしていないという事で、当日に考えていた内容を忘れている事が殆どだという事。でも、この自戦記4.5に至っては、内容が大雑把だった。そして、持ち時間が15分60秒ではないという点もある。以上、言い訳でした。


先手:相手
後手:私

奇襲戦法

初手から
▲9六歩 △9四歩 ▲9七角 △6二銀 ▲7五角 △4二玉
▲9七香 △7四歩 ▲6六角 △8四歩 【第1図】

【第1図は△8四歩まで】

 初手の▲9六歩に対して私は何も考えずに△9四歩。▲9七角を見て端角中飛車かと思ったが、▲7五角~▲9七香で端への狙いがハッキリした。私は△8四歩で端への脅威を遠ざけるくらい。
 相手の人には申し訳ないが、奇襲戦法なので序盤はこちらが良いだろう。

そ、ソフトが言ってるだけだから(震え)

▲9八飛 △3二玉 ▲9五歩 △同 歩 ▲同 香 △同 香
▲同 飛 △9三歩 ▲5五角 △7三銀 【第2図】

【第2図は△7三銀まで】

 ▲9八飛で端を突破されるかなぁと思っていたが、玉形差で何とかなるという感覚だった。ソフトは△3二玉に替えて△8五歩▲7八銀△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8五飛▲7六歩△3二玉▲9五歩△同歩▲7七桂△2五飛▲3八銀【変化図1】

【変化図1は▲3八銀まで】
端攻めは失敗しているが、飛車の位置が悪い

……指しこなせるか!(笑)△8五飛まではいいとして、△2五飛と回ると随分と指しずらさを感じる。
 ただ、本譜も褒められてた進行ではなくて、▲5五角に替えて▲9四歩△同歩▲同飛△9三香▲8四飛の捌きがあるので、やはり△3二玉に替えて△8五歩とする必要があるし、△7三銀に替えて△9二飛がある。

ソフト最善で悪し、人読みで良し

▲同角成 △同 桂 ▲9三飛成 △7二金 ▲8二龍 △同 金
▲6二飛 △4二飛 【第3図】

【第3図は△4二飛まで】

 △7三銀が悪手なのは本譜の通り▲同角成から飛車を成り込めるからで、竜の対処が難しい。
 本当に申し訳ないが、対戦相手のレート帯を見て手を決めた所があって、「飛車が大好きでしょ?両取りかけるでしょ?」と、△7二金を指した。無論私があえて両取りをかけさせたわけで、△4二飛と受けて互角くらいか?とは思っていた。(ソフトの評価値は互角)

悪手でもいいぢゃないか

▲6一飛成 △3四歩 ▲4五銀 △9四角 ▲6三龍 △6二香
▲5三龍 △6七角成 ▲6八香 △4五馬 【第4図】

【第4図は△4五馬まで】

 流石に自陣飛車に対して取ってくれるほどやさしいレート帯ではなかったし、自分が内心微妙だと感じている手を指してしまった。△3四歩(ソフトは△9四角)にすかさず▲4五銀(ソフトは▲5一銀)と指してくる辺り、お互いの読み筋が一致している。
 △3四歩と指した局面では替えて△5四角や△4五角も考えていたが、その角を狙う香が厳しそうなのが嫌だった。よって自然?な△3四歩と指した。(ソフトは△9四角)
 でもどうしてだろうか、大局観?直観が▲4五の銀が浮いているという情報と、△3四歩と指す前から探していた馬作りの隙と合わせて△9四角をひねり出す事に成功。そのまま馬作りから銀をポロリ、幸せを嚙み締め……るほどではない、もうひと踏ん張り、み〇お。

砂場

▲6二香成 △4四角 ▲4二龍 △同 銀 ▲4六香 △8九馬
▲7八銀 △同 馬 ▲同 金 △6六角 【第5図】

【第5図は△6六角まで】

 ▲6二香と取られて局面は落ち着いた。駒割りは銀香交換に、後手の角得。後手が優勢なのは間違いないが、5三地点に居座る竜がなんか気持ち悪い。よって、それを消す(出来れば自陣の飛車と交換してもらう)△4四角が見事にハマり、自分の陣地を砂場にする事が出来たはずだが、どういうわけか△6六角と出てしまった。△6五桂から攻め合い志向なのはわかるが、△6二角だとソフトは言っている。

青少年トンボ狩りのセンニキ

▲5八金 △6五桂 ▲6七歩 △5七角成 ▲同 金 △同桂成
▲5八歩 △3八銀 【第6図】

【第6図は△3八銀まで】

 △6六角は悪手で、▲5二角と打たれて危険との事。そこで△3一金なら▲6三飛が角取りと△4四地点の殺到を狙って怖い形。チッ反省してまーす。
 本譜は△5七角成から殺到したが、▲2二飛△同玉▲6六角が見える。それの切り返しとして△5五飛と打つ予定だった。
 △3八銀に替えて△8九飛も必至がかかる。
 ここまで見えていればおそらくソフト最善手だろうし、光速の寄せのセンニキと呼ばれるようになれるのだろうが、この後ミスをしてしまう。 

 一説によると、トンボに対して指をクルクルしても目は回さないらしく、場合によっては捕まらない。ゆっくり、曲線的な動きで近づく事で捕まえられるそうだ……将棋なら切れ味悪い将棋って事ですかね。

クリックミス

▲2二飛 △同 玉 ▲6六角 △5五飛 ▲同 角 △3三銀打
▲同角成 △同 桂 ▲4九銀 △3九銀不成 【第7図】

【第7図は△3九銀不成まで】

 まず一つ目のミス、▲6六角に対して△5五飛の合い駒が余計だった。▲5七角と取られても△4九飛から詰む。だから自分は△3八銀と打ったのだが、何故か忘れている。
 二つ目のミス、それに気が付かないでノータイムで△5五飛と打っている。ノータイムはよくない。
 三つ目のミス、△3三銀ではなく、△3三桂……まだしも△3三桂打だった。
 四つ目のミス、焦って不成のクリックミスをするな。

釈然としない

▲5七歩 △2八飛 ▲3八角 △5六歩 ▲5四飛 △5七歩成
▲同 飛 △7五角 ▲5五飛 △5七銀 ▲5二成香 △3八飛成
▲5八歩 △4九龍 【投了図】
まで80手で後手の勝ち

【投了図は△4九竜まで】

 正直、第7図の時点でこちらの勝勢だったので、この後の反省や解説?等は無い。勝ったはいいが、もうちょい勝ち方あるだろとは思った。相手をいたぶったような気持ちだった。まぁ、勝ったから気分は良いが。


 道場の子供達が長い話をちゃんと聞いてくれて、かつ理解してくれる時が来たら言いたい事がある。

 将棋とは残酷なゲームで、負けを認めるからゲームが成り立つ。そして、盤上ではどれだけ卑怯な手を指そうが反則負けではないのなら指して良い。いわゆる友達を無くす手と呼ばれる手も指して良い。ただ、そうしていくうちに、誰も君(たち)を相手にしなくなる。何故なら君たちに負かされるし、将棋を通じて君(たち)を嫌いになるから。
 だからこそ礼儀を尽くす。そこに礼儀があるから勝負が健全に成り立つし、仲良くなれるゲームとして遊べるんだと僕は思う。

 以上、いつか言ってみたい事だけど、多分伝わらない事でした。

 ある程度の将棋の強さがあるのなら友達を無くす手を格下に指すべきではないとは思う派閥とか、奇襲戦法は使ってはいけないし、初心者に教えるには何段とかそういうネットの火種とは一切関係なしに、礼儀を重んじましょうってだけです。



先手:相手
後手:私

▲9六歩 △9四歩 ▲9七角 △6二銀 ▲7五角 △4二玉
▲9七香 △7四歩 ▲6六角 △8四歩 ▲9八飛 △3二玉
▲9五歩 △同 歩 ▲同 香 △同 香 ▲同 飛 △9三歩
▲5五角 △7三銀 ▲同角成 △同 桂 ▲9三飛成 △7二金
▲8二龍 △同 金 ▲6二飛 △4二飛 ▲6一飛成 △3四歩
▲4五銀 △9四角 ▲6三龍 △6二香 ▲5三龍 △6七角成
▲6八香 △4五馬 ▲6二香成 △4四角 ▲4二龍 △同 銀
▲4六香 △8九馬 ▲7八銀 △同 馬 ▲同 金 △6六角
▲5八金 △6五桂 ▲6七歩 △5七角成 ▲同 金 △同桂成
▲5八歩 △3八銀 ▲2二飛 △同 玉 ▲6六角 △5五飛
▲同 角 △3三銀打 ▲同角成 △同 桂 ▲4九銀 △3九銀不成
▲5七歩 △2八飛 ▲3八角 △5六歩 ▲5四飛 △5七歩成
▲同 飛 △7五角 ▲5五飛 △5七銀 ▲5二成香 △3八飛成
▲5八歩 △4九龍
まで80手で後手の勝ち


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