放心のススメ

ぼーっとする時間って幸せ。
家の中にいるとどうしてもYouTubeや漫画や読書といった娯楽に流れてしまい、何もせずただぼーっとすることは意外に難しい。だからわたしは、なにも考えたくないとき外へ出かけることが多い。
例えば少し空いているカフェの、光がやわらかく差し込む窓際とか。そういう席に座ってただぼんやりしているだけで、わたしの中の何かが充電されていくみたいで心地いい。

カフェ以外なら、電車の中もぼーっとするのに適していると思う。ガラガラの普通電車、長椅子のいちばん端の席に座り、窓の外の景色が変わるのをただ見るだけでいい。イヤホンをしている訳でもないのに意識はどこかへ飛んでいって、気づいたら降りる駅を過ぎていた、なんてこともしばしば。
ただ最近移動中はTOEICのアプリを開くくせがついてしまったので、そういう時間が減って少し寂しい。開かなければいいだけの話なのだが、それはそれで罪悪感が生まれてしまう。バランスが難しい。

しかしながらぼーっとする際には、周辺環境へ注意を払うことも重要である。中でも視界に入ってくる、もしくは既に入っている人間は要注意。
虚空を見ているつもりがその目線の先におじさんがいたりして、「なんだこいつ」みたいな目で見られていることに気づき慌てて視線を逸らす、なんてことも。

あとは小さい子どもが遊んでいる方向をうっかり凝視してしまう、とか。やりがちだけどなかなか恐ろしいやらかしである。親御さんからしてみれば不審極まりない行為で、最悪通報されかねない。

このような不幸な事故を生まないためにも、TPO及び用法用量を守ってぼーっとしましょう。レッツエンジョイぼんやりライフ。

2022/08/19

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?