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お酒の本棚を読んで

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某店にて本借りた。それを返す前に良いな、と思った部分のメモ。

festina lenteゆっくり急げ

もしびろうどに味があるならばこういう味がするだろう。(ブルゴーニュの葡萄酒、アレック・ウォー)
恋心はともかく、酒があればこそ空は青く、綾なす星は語りかけ、一枚の落葉でさえも美しく天下の秋を知らせてくれるのだ。(酒礼賛の辞、ジョン・チーバー)
女性のサービスはない。(少年期、星新一)
……俺は水を飲まされたんだ……(催眠術者、アンドレ・ピエール・ド・マルディアング)
でも、わたしはときどき、定量以上に飲む必要を感じる(俺は大酒飲みではない、アラン・シリトー)
なにしろ、飲むということは祝宴でもあるからだ(アルピニストの祝宴、ガストン・レビュファ)
ぼくはウイスキーが血と同じに感じられる、あの癖が出た。(バーボンは王者のように、ノーマン・メイラー)
ナイフの刃のように研ぎあげたドライ・マティーニが作れるのである(マジェスティックのマティーニ、開高健)
しかし、よくしゃべる人が、無口の人間よりも明るい人柄だということには、無論ならない(父の酒、安岡章太郎)
さて、飲酒における俗物主義とは、いかなるものか(酒飲み俗物学、ジョージ・ミケシュ)

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