イラスト制作記録その2 構図を参考にアレンジする
こんばんは。会社勤めをしながらイラストを描いている者です。
私は今、アニメ私塾という所ででイラストを習っているのですが、今回はその課題の取り組みについて綴っていこうと思います。
習い事について
内容としてはアニメーターの室井康雄さんに月2回提出した課題を添削いただけるというものです。他にもYoutubeやTwitterなどのSNS、書籍でも発信されていますのでご興味のある方は検索してみてください。
添削結果を載せることは利用規約違反となるのでできないのですが、以下私の課題への取り組みをお楽しみいただけたらと思います。
参考のカット
今回の課題は映画やアニメなどのカットを指定キャラを使って再現するというものです。私は小津安二郎監督の「浮草物語」からこちらカットを参考にすることにしました。爽やかで素敵なシーンですね。
面積分け
まずは面積分けして単純化します。
これだけでもどんなシーンか分かりますね。
面積分けの上にラフを描く
面積分けを下敷きにしてラフを描いていきます。
元画像の雲の隙間から見える空の部分を木に、山をビル街に置き換えてみました。体の素体も大体描きます。
人物を描く
人物の素体を描きます。
素体は参考資料だけではどうなっているかよくわからないので同じポーズを自撮りで確認することにしました。自撮りの時はいつもタンクトップに短パン姿の体のラインが見える服装で行います。
このような自撮り写真がたくさん保存されているので、私は人前で写真フォルダを開くことは決してありません。
素体を下敷きにして下書きを進めていたのですが、
女の子の方の顔が俯瞰だったのもあってうまく描けません。
丁度いい資料が見つからないのでもう一度描いてみるがしっくりこない。
目が怖い。描いては消し描いては消しで不毛な時間が流れていきます。。
このままではいけないと、もう一度俯瞰の資料探しをしてようやく似た角度の画像を見つけたので参考にして今一度描きなおします。
手本を見ることで箱を意識して描けていなかったことに気が付き、箱のラインと瞼のラインを合わせて描きました。
やはり頭の中だけで考えて描き進めてはいけないなと反省。
背景の下書きも進める
人物が大体描け、気が楽になったところで草木と遠くに見えるビルを描いていきます。
画面左側に少し空間があり寂しかったので芝に生える植物を描くことにしました。魔女宅のキキが川辺でラジオを聴いているカットを参考にしました。
木の葉のまとまった感じはパセリ又は三陸海岸をイメージして凹凸を描いています。
ビルは窓を繋げるなどして細かい描き込みはせず、遠くにぼんやり見える感じを意識しました。更に奥の方に見えるビルは平坦にシルエットのみにして奥行きを出しました。
清書
清書を描き進めてから背景を2か所変更しました。
風が吹いている感じを出したかったので、木のシルエットを下右図のように風下の方をややを尖らせる意識で描いてます。
あと、ビル群の主張が強かったのでサイズを小さめにしました。
土手というより丘に見える
線画完成!・・・と思ったのですが、川沿いの土手を意識して描いていたつもりが、丘に見えてしまうのでまた調整が始まります。。
女の子の脚が平らな地面に座っているように見えるのが原因な気がします。
そもそも参考用の自撮り写真の段階から間違っていました。
平らな地面でポーズしていたのです。
過去の過ちを恨みつつ、脚を描きなおします。
布団を折り畳み、簡易的な坂を作った上で再度自撮りをしました。
骨盤から膝のあたりを箱で単純化し、斜面に沿わせるように描きます。
それをガイドにひざ下も斜面に沿わせるように描きました。
やっと線画が完成しました。
課題は線画のみでもよいのですが、少し陰影をつけました。
最初の準備の段階で間違っていたり頭の中だけの情報で何とかしようとすると時間かかるし遠回りになる。わかっていても繰り返してしまう。
今回はこの辺で終わりたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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