割り算(等分除・包含除)

割り算
・掛け算の逆演算
・0 で割ってはいけない
・分数で表すことで乗法にできる
 →   交換法則・結合法則 が成り立つ
・単位あたり量

これらのことに注意して「数と式」領域をなんとかこなした。

図形領域でのこと
多角形の外角の和は360° です。
① 正多角形の1つの外角が36°のとき、この図形は正何角形ですか。
② 正24角形の1つの外角は何度ですか?
この2つの問いの正答率に有意差があると思いました。

① は包含除、② は等分除です。
② 等分除の正答率は高いのですが、① 包含除は低いとみられます。

「1人5個ずつ配ると何人分?」
これが包含除ですが、読み取れない。
国語の読み取りじゃない。数学の文の読み取り。「1あたり量」で割る。
「1あたり量」は小学校でも難関ですが、こんなところでひょっこり表れた。

1200 ÷ 73
にチャレンジさせると、
S:12の中に7は1回。2回はないから…
と、説明してくれる。
これって「包含除」ですよね。
「12を7個に分けると…」とはしないよね。
「包含除」は普段から使っているのです。
電卓(タブレットに標準装備で、いつでも使用可)で済ませて筆算しないことが多いけど、やってるよね。電卓アプリ出すより筆算の方が早いからやってるよね。

「1あたり量」
の計算の仕方、やり方、求め方、は小学校で習うけど、使い方、意味の学習は中学校でキチンとするべきでしょう。高校では、また、違う意味を加えるので、正に中学生の今でしょう。

1あたり量
で足元を掬われることはよくあります。よくあるのは、「速さ」そして「比例定数」
1あたり量の基本概念を実践するところです。
図形の測量と計算でも、大事だいじですね。

教える方に
バックボーンがあるかないかで、生徒が道に迷っているのを見るのは悲しいです。
遭難するべくして遭難している登山者を想像してしまいます。装備不十分な登山者と引率者をみているようで、遭難しなくてよかったね。としか言いようがありません。

「半分に割る」「半分で割る」
100個あります。半分割るといくつでしょう
・ 100 ÷ 2 = 50
・ 100の半分は50だから
  100 ÷ 50 = 2
出題者の「助詞力」が問われる問題です。

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