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日記22-スペシャルにうまくいかなくていいから

真人間です。

結局かなりの時間を家で浪費したあと、喫茶店に行きました。趣味だけれどもやらなければならないことを持っています。やる気が起きなくてずっと後回しにしていたことです。なんとかパソコンとコードの類を一切合切トートバックに突っ込み家を出ました。
家を出て、きょうの服装がおかしいことが気にかかりました。カーディガンと中のシャツとズボンの柄が全く合っていません。しかもリュックとトートバックを持っています。朝から同じ格好なのですが恥ずかしくなりました。社会に馴染もうと練習を始めたばかりなので余計にです。

喫茶店について、今日2杯目のコーヒーを頼んで、3000文字くらい書きました。今日の朝のコーヒーと味の違いは全く分かりませんでした。進んだか進んでないかで言えば進んだほうだと思うので、自分に満足しました。

夫から連絡が来まして、じゃあ喫茶店で晩御飯も食べようと話がまとまりました。一人席から二人席へと移動する必要が生じました。私はテーブルの上に雑多に広げていたパソコンやスマホを移動させていました。物が多いので何度か往復していて、途中で店員さんに止められました。私はその時飲み終わったコーヒーのカップを移動させようと持っていたのですが、それは隣の隣の席の人のだったのです。
その席の人がすでに会計して去っていたのは不幸中の幸いでした。同じ注文で、同じような位置の席だったので、私は自分が5分前に座っていた席も忘れ、その人のカップとおしぼりとを移動させていました。自分が元いた席には自分の荷物がまだ残っていたにも関わらず、なぜか他人の席を自分の席と思い込んでしまいました。
確認不足だと思いますか?まさか自分が数分前にいた席も覚えられないほどの人間だなんて思っていませんでしたから、確認なんてしなかったんです。そこまで愚かだと思わなかったんです。だから、死角から愚かさで殴られた気分でした。

私は慌ててスティックシュガーやらお冷やらを返して自分の荷物を抱えて二人席に移動しました。慌てて返したら、返したお冷が他人のか自分のか分からなくなりました。私はきょう一日をこの時までけっこううまくやれたと思っていました。不備のない書類を出せてあちこち歩いて必要なものを買い足しやるべきことを少し進められた人間でした。でもこの時以降私は自分の席も覚えていない、今テーブルにあるお冷が自分のものかどうかも分からない「だめなやつ」になってしまいました。本当に残念な気持ちになりました。

うまくいきたいと思います。スペシャルにうまくいくなんてことはなくていいから、わけのわからないミスをしない人間になって、社会に許されたいという気持ちがあります。テーブルの移動くらいミス無くサッとしたいものです。みんなこんなものなのでしょうか。うまくいかない日を毎日毎日やっているのでしょうか。

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