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正義と正義

正義と正義のぶつかり合い。
子どもたちのもめごとの話。
いろんな子どもだちとふれあう機会がある。
観察をしていると、うーんどちらも正当な理由だなと思う時もある。どちらも譲らない。
はてさて、大人は助言するべきか、見守るべきか。

例えば、こんなできごと。 
エピソード1
A君、ドッチボールで自分のチームが勝ったので、大きな声でそして体全体でその喜びを出していた。
負けたチームにいたB君、A君に
B君「そんなに喜ばないで」
A君「なんで?いいじゃん」
B君「負けた人がいやな気持ちになるから」
A君「勝ったんだもん。喜んでいいじゃん」
B君「だから、大きな声で喜んだら、傷つくし」
A君「えー?なんで?わけわからん」
B君「小さい声で、喜んでくれる?」
A君「…えー?」

エピソード2
ごっこ遊びをしていて、おままごとのお皿を持ってきたC君、Dちゃんが料理を作るのに使っていた
C君「お皿、貸して!」
Dちゃん「今使ってるから、ダメ」
C君「僕が持ってきたのに」
Dちゃん「今使っているから、他のを使って」
C君「え〜、いやだ、それ使いたい」
サッと皿を取る
Dちゃん「返してよ〜、今使ってるの!」
C君「僕が持ってきたのに、なんで偉そうなの」
Dちゃん「みんなで使うものなんだから、独り占めしちゃダメなんだよ」
C君「僕がはじめに持ってきたんだから、使いたかったのに」
Dちゃん「みんなのものなんだから、C君のじゃないの。そんなことわがまま言うなら、仲間から外れて!」
C君「いいよ、じゃあ僕仲間やめる」

この後C君は近くでドッチボールしていた友達と混ざって遊んでいました。

何が正しいのか、どうお互いの意見を汲み取るのか、見守る大人も難しい。どちらの味方にもなれるし、なれない。
彼らがどう解決するのか、見守りながら、話し合いではなく、手が出た場合や暴言が出た場合は、その場で止めにかかるスタンスで、今はいる

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