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スペインの県と自治州

以下ウィキペディアから転載しておく

17の自治州

スペインには50の県(provincia)があり、この50県は17の自治州(comunidad autónoma)にまとめられる。アフリカには2つの自治都市(ciudad autónoma)セウタとメリージャがある。各県は基礎自治体にあたる8111のムニシピオ(municipio)から構成される。州によっては県とムニシピオの間にコマルカ(comarca)が設置されている。


50県

現在のスペインの県が制定されたのは1833年で、スペイン独立戦争後の地方行政の改革による。このとき作られた49の県が基本的に現在まで続いている。ただし、このときカナリア諸島は2県に分かれておらず1県だった。

フランコ死後のスペインの民主化により、1978年憲法が制定され、自治州制度が導入された。1979年から1983年まで県をまとめる形で17の自治州が順次発足したが、複数の県からなる州もあれば、一県で一州となった州もあった。

自治州には議会と内閣からなる自治政府が置かれており、大きな権限を持っている。県には県議会(diputación provincial)が置かれ、議員は自治体選挙による間接選挙で選ばれる。県の役割は、基礎自治体(municipio)のサービスの連携、調整、支援である。

アストゥリアス州やマドリード州など一県一州の州には県議会は置かれず、県の役割は州が担っている。また、バレアレス諸島とカナリア諸島では、県議会ではなく島嶼議会が県の役割を担っている(カナリア諸島は2県だが県議会は置かれていない)。


県と自治州と各都


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