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研究論文

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STAR Protocols 2023 に論文を発表しました。

論文のリンクは以下から見れます。 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2666166723004380?via%3Dihub

クリックケミストリーによる細胞接着法Kitagawa,Okuma,..., Yoshikawa, .., Matsuzaki & Tera, Bioconjugate Chemistry 2023

分子と分子との間に簡単かつ迅速に「強靭な共有結合」を創るため、様々な技術開発が進められてきています。その中でもProf. Bertozzi(2022年ノーベル化学賞)が切り拓いたクリックケミストリー(以下の参考文献を参照)は、生体内の生物反応を妨害することなく、迅速に化学結合を創生する(生体直交性と言います)ことで極めて重要な反応と言えます。しかし、細胞とミクロな蛍光分子との化学結合が研究の中心であり、よりマクロな材料や生体細胞への活用は限られてきました。 そこで本研究では

昆虫細胞はなぜ室温で接着するのだろう?Matsuzaki,..., Yoshikawa, J. Phys. Chem. Lett. 2022.

昆虫細胞はなぜ室温で接着するのだろう? ―生きた細胞の接着界面を可視化する新システムで匂いセンサー応用に期待― 私たち哺乳類の細胞は体温よりもはるかに低い室温環境下(20℃)では生きていくことができません。一方で、昆虫細胞は過酷な環境下でも生育できる強靭さを有しながら、遠くにいるメスの匂いを知覚する鋭敏なセンシング性能を有しています。照月助教は昆虫細胞の巧みな性能を生かして、災害時のような過酷な環境下でも、ヒトの匂いを鋭敏に感知する究極のセンサーを開発するため研究を進めてい

Matsuzaki et al., iScience 25(10) 105109-105109 2022.

【若手成果】硬化領域が組織形成の”おへそ”!?【高分子材料×再生医療】 Matsuzaki et al., iScience 2022 松﨑賢寿助教(大阪大学大学院工学研究科附属フューチャーイノベーションセンター若手卓越教員)、武部貴則教授(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科先端医療開発学講座)、吉川洋史教授(大阪大学大学院工学研究科物理学系専攻応用物理学コース)らの研究チームは、柔軟な培養材料の中心に極端に硬い領域を持たせることで、組織の形を制御する新たな方法を確立し

Mizuno, Matsuzaki et al., Stem Cell Research and Therapy 13(1) 2022

【若手成果】ヒト滑膜幹細胞の強固な細胞膜が凍結耐性を決める! 【フォトニクス×再生医療】 【概要】  松﨑賢寿助教&吉川洋史教授(大阪大学・応用物理)と水野満助教&関矢一郎教授(東京医科歯科大・再生医療研究センター)らのグループは、ヒト滑膜幹細胞の強固な細胞膜が凍結耐性を決めることを明らかにしました。 半月板の再生医療に用いるヒト滑膜幹細胞は、その凍結耐性の高さから、液体窒素で凍結させて運搬しやすい細胞種の一つです。 しかし、本細胞がなぜ高い凍結耐性を示すのかという謎は