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地域に残るビジネスとは


TURNS LOCAL COLLEGE.
私にローカレの話が入ってきたのは、去年の12月1日。面白いプログラムがあると、先輩から紹介されました。しかし、最初は不安がたくさんあり、参加するか迷いました。「春休みの大部分をこのプログラムに費やすのか、本当に自腹払ってまで行く必要あるのか」とすごく悩みました。家族にも相談しました。その不安の中で望んだ説明会。TURNSの鈴木さんの言葉で大きく気持ちが変わりました。このプログラムは、参加者を必ず後悔させません。記念すべきローカレ第1回を一天としたい。この言葉が心に刺さり、ローカレに賭ける思いで申し込みました。2月14日の現地入りまでに、メンバー自己紹介、チーム決め、チームごとでミーティングなど、たくさんのオンラインミーティングを重ねました。そして、迎えた四万十町入り初日。チームメンバーはもちろん、全国から集まった16人の大学生が私を笑顔で迎え入れてくれました。今回お世話になる事業者様とも、対面をしました。チームの雰囲気も良く、このまま14日間順調に進むと思っていました。しかし、ローカレ1日目(2月15日)、雰囲気は大きく変わりました。次の日が中間発表。事業者さんの事をまだまだ知らない状況で迎える中間発表。大きな軸を決めよう!と進んでいきましたが、なかなか軸が決まらなく、1番重要にしたいからこそ、時間がかかり、気づいたら朝を迎えていました。みんな、本気だからこそ、意見も多く出てまとめるのが難しい。何とか中間発表は終わりましたが、事業者さんからは、もちろん改善するようにとのお言葉。そこからチームの葛藤の日々が続きました。フィールドワークで多くの情報が一気に入り、どこに焦点を当てればいいのかわからなくなりました。残したい文化、歴史はあるけど、それだけに取り組んでて、ビジネスは成り立つのか、多くの不安が一気にチーム内に…島根では、あまりお金のことは気にせず、楽しいと思うこと、大切にしたいことだけを考えていたので、いざビジネスの事も考えないといけないとなると、なかなか上手いこといかず。みんな同じ思いを持って頑張っているからこそ、悔しくて涙が出る人も多くいました。チームでビジネスプランを考えるということは、チームの雰囲気作りも大切にしないといけません。それがなかなか難しく、私も自分の本音を前半戦では言えず、遠慮ばかりしていました。しかし、このままでは、逆にチームに悪影響を及ぼすと思い、自分の本当の思いをチームに投げかけました。すると、チームからは、ありがとう!一天の気持ちを聞けてよかったという言葉が返ってきました。そこから、チームは1人1人の強みを活かして、ビジネスプランを決めていくようになりました。辛いこと、苦しい事もありましたが、2月29日無事に最終プレゼンを終えました。今回のプログラムは、プレゼンをして終了。ではなく、事業者さんが私たちの提案した事を実践し、地域に残り続けるビジネスとして出来上がって、完成です。

《今回のローカレに参加した感想》
16人の大学生メンバー、事業者様、本当にありがとうございました。最初は多くの不安がありましたが、今は参加して良かった!四万十町に早く帰りたい!心からただいまと言える地域になりました。そして、全国に16人の素敵な仲間が出来ました!今すぐにでも会いに行きたい。社会人になっても、また会いたい。2週間という短い期間でここまで人と人との繋がりが深まった事は初めてです。本当に辛い事もたくさんあったけど、それを乗り越えたからこそ出来た仲間との友情。この友情は自分が将来行き詰まった時に支えてくれるでしょう。四万十町の皆さん、平日のお忙しい中、自分たちのために本当に本当に多くのご協力ありがとうございました。四万十町だからこそ、出来た事です。本当に自分は恵まれているなと色々な場面で感じました。四万十町で暮らした2週間。自分の中でかけがえのないものになりました。四万十町の大人を見てると、本当に楽しそうだなと感じました。こんな大人になりたいと心から感じました。自分の知らない地域をまた1つ知る事ができた。そしてただいまと言える地域に出会えた。全国に心の底から仲間だと言える人に出会えた。この事が、今回のローカレに参加して自分が得た大きな収穫です。まだまだ、伝えたい事、伝えきれていない事は多くありますが、一旦この辺にします。
大切なのは、この経験を通して自分がどう変わるのか、自分の中に今回の経験をおとしいれる事ができて、今回のローカレの本当の意義になるのかなと感じています。大学1年生の最後にローカレに出会えてよかった!

最後に、TURNS LOCAL COLLEGE.0期生、ファシリテーターの大塚さん、鈴木さんをはじめとするご協力してくださった全ての方々に多大な感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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