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その他 留意点

留意点
留意点

#今回は小口径の継ぎ溶接をチャック上部で行ったが、チャック下部で行う事もあるとの事。作業性は著しく悪化すると思われる事から充分な検討が必要と思われる。

#今回の施工において、小口径と本管との乖離が問題となり、作業時間が予想より大幅に増えた。施工内容としては、WHを使用しながら規定高さまで圧入後に打ち下げパイプの解体高さまで引き抜き、打ち下げパイプ、上部ロッドを一体として、下部ロッドと分離、下部ロッドも引き抜き後、打ち下げパイプ、上部ロッドを一体のまま小口径管へと戻し、小口径管を回さず圧入、または回転して圧入の2通りの作業方法を本管から離れない作業内容を選んで施工していた。施工地盤の深層がローム層であった為、この方法が可能であったと思われるが効率は非常に悪くあまり合理的ではない。
小口径施工の初期段階でエアーコンプレッサーとウォータージェットを抑えた使用をしており、これも施工効率を悪くしていた原因かと思われる。WHの稼働力が落ちる為、エアーコンプレッサーは抑える必要がないのではないか?ウォータージェットも破砕掘削した土の排出を担う為、ある程度の流量、圧力をかけるべきではないかと思われる。

小口径管へのロッド差し込み作業


#下杭及び上杭、または長尺の小口径管への2重管ロッドの差し込み作業について。
本管内部がある程度閉塞等により空間がある場合には、本管内部へ小口径管を建て込み小口径チャックで保持して、その状態のままでロッドを挿入し打ち下げパイプと接続、打ち下げパイプと杭を結合させてリーマボルト等の作業も完了させてクレーンで引き抜き、正規の施工位置へパイラーチャックを振り施工開始すれば準備段階で掛かる作業時間の短縮が出来るのではないか。長尺になる程に準備工には手間と人手が必要となる為。

#小口径管の継ぎ溶接
今回の様な小口径管の縦継ぎ溶接の部材を、ターニングローラー等を使って先に横にした状態で繋いだ場合に、懸念事項としてロッドの挿入が可能なのか?今回の杭であれば繋ぐと12メーターになる為、2重管ロッドもその程度の長さになる。しかも先端にはスタビライザーがあり、長物を横に差し込む手間と伝達キーとスタビライザーを目視出来ない状態で交わさなければならない為に、非常に困難となる事が予測される。急遽、縦継ぎの部材を横継ぎをするのならば、やはり本管内部へ建ててから、ロッドを挿入した方が良さそうである。

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