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日ハム観戦記2023 vol.1

唐突に観戦記録をつけ始めてみたり。

開幕戦の対楽天が1勝2敗、
交流戦で巨人に1勝1敗、
7/17の西武戦に敗北して
現地成績トータル2勝4敗で迎えた
8/18-20のオリックス戦を観戦した。


7/18(金) カード初戦

前日の試合まで5連勝の勢いに乗って、
首位に挑みたいファイターズの先発は上沢。
対するオリックスは山下舜平大が先発で、
この日は投手戦を予想しながら観戦した。

この日は2回に試合が動いた。

まず2回表、攻めるファイターズは
先頭・清宮が四球で出塁。
続く万波、野村と連続三振に打ち取られるも、
7番上川畑がヒットでチャンス拡大。

その後、西日本限定チャンテに乗せて
奈良間がライト前へきれいに流す
タイムリーヒットで先制した。
ただ、続く打率.500の古川は凡退し、
1点どまりでファイターズの攻撃は終わった。

すかさず反撃に出るバファローズ。
先頭・森友哉がライトへのツーベースを放つと、
続く頓宮の打席で外角低めのストレートを
まさかのワイルドピッチ。
(正直古川には止めてほしかった。。。)
ノーアウト三塁と変わった直後の4球目を
外野に運ばれ、レフトへの犠牲フライで
1-1の同点に追いつかれてしまう。

その後は上沢はたびたびピンチを迎えながら、
山下舜平大も制球が安定しないながらも
両ピッチャーとも0をスコアボードに刻み続けた。

先に継投に動いたのはバファローズだった。
7回1失点の山下舜平大に代え、
8回から宇田川が登場すると
1番・松本剛からの好打順を三者凡退に抑える。
9回には平野が登板すると、
先頭の清宮に四球を与えるも
万波野村上川畑を打ち取り、
ハム打線を手玉に取る。

対する上沢は一人で9回まで投げ切り、
2回の1失点のみに抑えた。

9回121球1失点の熱投を魅せてくれた上沢

カード初戦から延長かい!と
内心突っ込みながら試合を見ていると、
なんと10回から山岡が登板。
阿部、比嘉、山田の誰かだと予想していたので、
この継投には驚いた。

なお、この山岡が延長10回、11回、12回を
0に抑えて帰って行ったので、
共に観戦していた友達と
「はよ表ローテに戻ってくれ」と
愚痴りあうなどした()

しかしハムのリリーフ陣も負けてはいない。
10回は池田が4凡で抑えると、
11回はジャスティスがマウンドへ。
先頭・紅林にヒットを許すも、
続く森の強烈な当たりをショート・上川畑の
好守でダブルプレーに仕留める。
続く小田、12回に入ってセデーニョ、宗、中川を合計6球で抑える好救援をみせ、
この日は1-1のドローに終わった。

カード初戦は引き分け

8/19(土) 二戦目

この日の先発は日ハムが伊藤大海、
オリックスが山崎福也だった。
私が現地観戦の時、山崎は燃えがち
(勝てるとは言っていない)なので、
今年は不安定な伊藤大海が
どれだけのピッチングができるかが
勝利のカギだと考えながら現地へ向かった。
だが、その予想は裏切られることとなる。

まずは初回、ツーアウトから
アリエル・マルティネスがツーベースを放ち、
昨日の投手戦とは違うところを
見せてくれるのでは?という期待感を
抱かせてくれた。
ただ、続く清宮は凡退し、
先制することはできなかった。
すると2回、3回はトライのヒット1本のみに
抑えられてしまい、
逆に山崎に去年までと違うところを
見せつけられてしまう。

すると3回裏、ここまで6人で抑えていた伊藤が
紅林にソロホームランを被弾してしまう。
2ボールとボールが先行し、
ストライクを取るために置きに行った
甘いストレートを左中間まで運ばれる形で
オリックスに先制点が入った。

まだこの段階では、まだまだ取り返せる点差だと思っていた。
しかし、日ハムはこの後4回、5回、6回と
立て続けに得点圏にランナーを置くも
あと一本が出ないまま中盤戦まで終えてしまう。

1点差で迎えた7回表、
ワンアウトから奈良間がヒットで出塁する。
ここで打席を迎えるのは、
オリックスと相性がよく、
この日も山崎から2安打しているトライ。
当然ヒッティングだと思っていたのだが、
新庄監督はここで送りバントを選択。
ツーアウト二塁とランナーを進める。

ここでオリックスベンチが動いた。
先発の山崎に代えて宇田川を投入。
打席の郡司との勝負となった。
結果としては、郡司をセンターフライに
打ち取り、この場面もオリックスが凌ぎきった。

すると7回裏、先頭の中川が
レフトスタンドへホームランを放つ。
このヒットがこの日伊藤が浴びた
2本目のヒットだった。
さらにこのあと、森にヒットを浴び、
頓宮は打ち取ったものの宗に四球を与え、
ワンアウト一二塁となり、
迎えるバッターは先制ホームランの紅林。
今年の伊藤なら、ここでダメ押しされるかと
思ったのだが、この日は違った。
紅林を空振り三振、ゴンザレスも空振り三振に
打ち取り、無事この回を最少失点で切り抜けた。

伊藤の力投に応えたい打線は、
続く8回表にツーアウト二塁のチャンスから
万波がタイムリーを放ち、追い上げを見せる。
だが反撃はここまでだった。。。

最終的に伊藤は8回を投げ切り、
2失点にまとめるも
打線が再三のチャンスを生かせず、
敗戦となった。

ホームラン2本に泣き、敗戦。

8/20(日) 三戦目

この日は上原、東の両先発だったため、
打ち合いになるかなぁ~と思いながら観戦した。
ただ、予想は裏切られるもので、
この日も投手戦となった。

オリックスの先発・東の出来は素晴らしく、
チャンスを作った初回以降は
ファイターズ打線は二塁すら踏ませてもらえなかった。
8回からは継投に入ったが、
リリーフピッチャーに対しても
打線は沈黙することとなった。

対する日ハムの先発は上原。
初回にピンチを招くも森、頓宮を抑えて
スタートを切ると、
こちらも三者凡退が4回、ダブルプレーが3回と
オリックス打線を手玉に取った。
結局9回を投げ切り無失点、
被安打4 奪三振5 四球1と
過去最高のピッチングを見せてくれた。

その結果、この日も延長を戦うこととなる。

このカード2試合目となる延長戦。

延長に入ってもお互い譲らない投手戦だった。
10回表、山崎颯一郎が2四球で
ツーアウト一二塁のピンチを迎えるも
王を空振り三振に打ち取り無失点。

10回裏に出てきた河野は
先頭・森にヒットを許すも
変わった池田が後続を三人で抑えて無失点。

11回表、オリックスは阿部が登板。
9番・古川からの打順を三人で抑えて無失点。

そして、この試合にも幕引きの時が来た。
11回裏、この場面で登板したのは
なぜか田中正義ではなくロドリゲス。
この段階でかなーり嫌な予感はあったのだが、
それが的中してしまう。

先頭を四球で出したロドリゲスは、
小田に送りバントを決められ
ワンアウト二塁のピンチとなってしまう。

ここで迎えた1番・野口が
ライトへのヒットを放つ。
外野に飛んだ瞬間試合が終わったかと思ったが、万波が肩で二塁ランナーを三塁で
踏みとどまらせた。
続く宗は、打席中に野口が二塁へ走ったため、
満塁策として敬遠する。
(正直打席に立つ前から
敬遠しなかった意味は分からない。)
そして、ワンアウト満塁で打席を迎えた中川が
三遊間に絶妙なゴロを放ち、試合が決まった。

サヨナラされる直前のシーン

総括

このオリックスとのカード全体を振り返ると
中継ぎの層の厚さには差があるものの、
投手一人ひとりの実力では
大きな差はないように感じた。
また、打線も現地の雰囲気で感じる限りは
あまり差があるように感じなかった。

では、どうして2敗1分となったか。
このカードに限っていうと、
クリーンアップの決定力に差があるためだ。
初戦は同点となる犠牲フライを打った頓宮、
二戦目にとどめのホームラン、
三戦目はサヨナラタイムリーを放った中川と、
いずれもクリーンアップで
しっかり点を取ったオリックス。

対する日ハムは、再三チャンスを作っていたが、二戦目の万波のタイムリーしかクリーンアップに打点がつかなかった。

幸い、この三連戦でクリーンアップに座った
アリエル、清宮、万波はまだ若い。
(アリエルはいつまでいるかわからないけど。)

今後はこの三人に加え、
6番を打っていた野村がそれぞれ
一振りで試合を決めるクラッチヒッターに
なってくれると、
首位争いができるチームになると信じている。

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