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アウランガバード(Aurangabad)へ行くには(アジャンター/エローラ)

(この記事は2023年12月現在の情報に基づいています。)

はじめに

ここしばらく、仏教の歴史に興味を持っています。
いろいろ調べる中で、インドのアジャンターとエローラには仏教の遺跡が残っていることを知り、いつか行くことができればと思っていたところ、たまたまムンバイでトランジットする機会ができたので、思い切って行ってみました。アジャンターもエローラもアウランガバードから日帰りできることから、まずはアウランガバードを目指すことにしました。

準備すること

インドビザ

ヨーロッパや東南アジアへの旅行とは違い、インド旅行にはまだビザ取得が必要です。いまは便利になり、手続きはオンラインで完了します。たしか25米ドルでした。詳しくはたとえばこちら。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2022/inter/220513/

航空券

インドに行くための航空券と、インド入国後にアウランガバードに行くための航空券が必要になります。(それぞれ陸路でも行けるのだろうと思いますが、私はトライしていないのでどんなものなのか分かりません。)
私はムンバイとアウランガバードを往復するチケットを準備しました。アウランガバードへはデリーからも飛行機があるみたいです。
ムンバイから乗る人は、チケットの値段だけではなく、ムンバイのどのターミナルを使うのかも確認してから買うといいです。
ムンバイ空港にはターミナルがふたつあります。国際線と一部の国内線は第2ターミナル、そのほかの国内線は第1ターミナルを使います。ややこしいのは、ムンバイ―アウランガバードの便には第1ターミナルから出発するものと第2ターミナルから出発するものの両方があることです。ムンバイ―アウランガバードはエアインディアとインディゴが飛んでいますが、どちらも両方のターミナルを使います。
ただ、ムンバイのターミナルはちょっと厄介です。私は成田や羽田のターミナルのようなものを想像していたので驚きました。以下参照ください。
注意
ムンバイ空港の二つのターミナルはそこそこ離れています。シャトルバスはあるのですが、24時間走っているわけではなく、また市街地を通るのでラッシュ時には時間がかかるようです。他の人のブログを読むと、シャトルバスがなくてタクシーを使ったとか、移動に2時間かかったとかという記事もありました。
私が訪れた時にはシャトルバスが走っていて、30分かかりました。無料でした。おもいっきり街の中を走るので、車窓から見る下町の風景はそれはそれで興味深かったです。

ムンバイ空港のシャトルバス。けっこう混んでいます。

タクシーの手配

アウランガバードからエローラはさほど離れていない(30km)のですが、アジャンターまではそこそこ距離があります(100km、2.5時間)。現地で手配するなりウーバーを使うなりしてもいいのかもしれないのですが、私はアジャンターに行くタクシーは事前に手配しました。インドはタクシーが安く、アジャンター往復で30米ドルでした。
私はトリップアドバイザーで選びました。アジャンターにタクシーを出している業者をトリップアドバイザーで検索して、口コミが悪くない業者を上から10社選んで見積メールを出し、値段や返事の感じを比較して決めました。実際には感じのよいおじさんが来てくれて、変に何かぼったくるようなこともなく、誠実に仕事をしてくれました。乗った車も、新しくはなかったですがゴミ一つなくきれいでした。
タクシーは泊る予定のホテルにお願いしてもいいかもしれません。

タクシーと途中で立ち寄ったカフェ。朝の空気が気持ちよかった。

開館日の確認

アジャンターもエローラも毎日開いているわけではありません。公式ウェブサイトであらかじめ休館日を確認するとよいです。詰まった日程を組んで、行って見たら閉まっていたのでは目も当てられません。

インドで使えるSIMカード

ウーバーを手配するときや、タクシーの運転手さんとやりとりするときに役立ちました。あらかじめアマゾンで買いました。
現地でも買えるのかもしれませんが、アウランガバード空港ではSIMを売っている場所を見かけませんでした。

おわりに

アウランガバードはアジャンターやエローラに行くための拠点として立ち寄っただけだったのですが、時間が余ったときにぶらぶら街歩きをして楽しむことができました。スターバックスもあって地元の学生で混んでいます。夕方になると夕涼みがてら子供連れの家族が散歩していて、東アジア人がめずらしいのかしばしば話しかけられました。


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