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1-7.私利を捨てよ、しかし欲は捨てるな。

 1-7.私利を捨てよ、しかし欲は捨てるな。
  西濃運輸元会長 田口利八
 
 田口は40数年間、坊主頭だった。これを田口は、
「ひょいと頭に手をやれば、無冠であることを実感し、自己反省の気持ちがわく。かといって事業は小ぢんまりという気持ちはない。精力的に利潤を上げて社会に還元する。私利を捨てて、そういう正しい目標に向かっているならば、いかに貪欲であってもいい」
と説明している。
 「利」と「欲」、一般に、「利」は周囲との関係によるもの、「欲」は私的なものとの理解が多いようで、明確に区分するのはなかなか難しが、田口流に考えるとわかりやすいかもしれない。



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